もともとワインが好きで、グラスにもこだわるという坂下千里子さん。数年前に出合ってすっかりお気に入りになったのがこの〈トゥレーヌ ル・プチオ ソーヴィニヨン・ブラン〉なのだそう。
「家で夫とよく飲むのですが、夫はワイン好きなわりには、いつも翌朝“飲みすぎで頭が痛い”と嘆いている。そのことを友人に話したら、ビオなどの自然派ワインなら次の日に残りにくいよって、おすすめのリカーショップを教えてもらったんです」
東京は梅ヶ丘にあるその店に赴いた坂下さん夫婦。おすすめの銘柄から選んだのがこの1本だった。
「エチケットの可愛い絵柄で選んだんですけどね(笑)。実際に飲んだら口当たりが爽やかで混じりっ気のないスッキリした味だし、ご飯にもよく合う。夫も翌朝の目覚めがいいって喜んでいます。以来、家飲みの定番ワインになって、購入する際はまとめ買いしています。いつも必ず保冷バッグを持参するんですよ」
理由は、店主の温度へのこだわりにあるそう。
「そのお店ではいつも冷やして売っていいるので、せっかく飲み頃の冷たさなのにもったいないと。だから初めてお店に行った時は保冷バッグと保冷剤も一緒に買うことになりました。ママ友とのホームパーティーなどに手みやげで持って行っても、まずは“冷蔵庫で冷やしてもいい?”って。私たちもすっかり感化されちゃいました(笑)」
価格が手頃なのもうれしい。
「若い頃は高いシャンパンを人にプレゼントしたりしましたけど、今はお財布に優しいワインと手料理を持って行くのが一番気を使わずに済みます。逆にこのぐらいのお手頃価格のワインでも、銘柄を選んで冷たさにこだわればおいしく飲めるんだなって。勉強になりました」