【買ってよかったもの】軽くて清潔な、桐のまな板。
写真・動画 黒川ひろみ
ここ20年近く、木のまな板を使っています。
包丁のあたりがやわらかいといいますか、はね返ってくる衝撃?が少ない気がして、好きなんですよね。かぼちゃみたいに硬いものを切る時は特に(ちなみに、お肉や魚を切る時は、プラスチックの薄いシートタイプのものを使っています)。
厚みのあるずっしりしたもの、丸いもの、正方形、小さめの杉……。そのときどきで形も材質もいろんなものを使ってきましたが、1年ほど前に見つけたのがこの桐のまな板。
弊社からもほど近い、有楽町にある東京交通会館前のマルシェでの偶然の出会いでした。様々なサイズ、形状のまな板が並ぶ様子に、見逃せない! という直感が働き、手に取ってみればなんともまあ、軽いこと。
お店の方いわく、桐は乾きが早くてカビが生えにくく、そして包丁の傷もつきにくいのだそう。これください! と言ったら、ちょっと待ってくださいね、と、表面をサンドペーパーでさっと磨いてキレイにしてから渡してくださいました。嬉しかったなあ。
さて、実際に使ってみたところ、私にとっては軽さが一番のメリットでした。
お料理番組ではなにか切るたびに、きれいなさらしの布巾でまな板をきゅっと拭く料理人の姿を見かけますよね。
あれが正しい作業工程なのだとは思うのですが、ずぼらな私は布巾の処理が面倒で、何か切るたび、さっと洗い流す、ってことでごまかしています。となると、片手でぱっと持ち上げられるこのまな板、本当にありがたいんです。だって晩御飯を作るだけで、一体何回、まな板を洗い流さなきゃいけないことか。軽いというだけで、取り回しのよさも段違い。心なしか、調理台のびしょびしょ具合も軽減されたような。
たかが板。どんな板であってもそりゃ用は足りますが、しかし自分と相性のよいまな板ってあるものだなあ、と主婦歴20年にして思うのでありました。(クロワッサン編集部 みかん)
みかん
『クロワッサン』エディター。趣味は読書。嫌いなものは運動。キビキビ動けないのに、会社から帰ると食べ盛りの息子2人が、お腹をすかせて待っています…。悩みの種は天パ。湿気が大敵。
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