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いつものおかずでも褒められる!お弁当、見栄えアップのヒント。

つくり慣れたおかずで、無理せず手軽に「ほめられ弁当」をつくりたい! お弁当箱の選び方をはじめ、ヒントをご紹介。

撮影・青木和義 文・長谷川未緒

井上かなえ(いのうえ・かなえ)さん●料理家。育児と日々のごはんを綴ったブログが人気となり、書籍化。著 書に『てんきち母ちゃんの朝10分、あるものだけでほめられ弁当』(文藝春秋)など多数。
井上かなえ(いのうえ・かなえ)さん●料理家。育児と日々のごはんを綴ったブログが人気となり、書籍化。著 書に『てんきち母ちゃんの朝10分、あるものだけでほめられ弁当』(文藝春秋)など多数。

冷蔵庫にあるものだけでつくれる、おいしくて家族が喜ぶレシピの数々が評判の井上かなえさん。多いときで4人分のお弁当をつくっていたという。

「夫と長男のお弁当はボリューム第一でしたが、長女のお弁当づくりがはじまってからは、見た目も重視するようになりました」

井上さんがつくるお弁当の基本は、おいしいことはもちろん、毎日のことだから、簡単で時間をかけずに、安価な材料でつくれることに加え、見栄えがよくて、友だちに自慢したくなるもの。そんな「ほめられ弁当」をつくってきた経験から、今回、ふだんどおりのおかずでも、見た目のいいお弁当に仕上げるコツを教えてもらった。

「私の場合は、お弁当箱を何種類か持っているので、おかずの形に合わせて選んでいます。お弁当箱の素材も、おいしそうに見えるかどうかを左右するのではないでしょうか」

曲げわっぱやステンレス、琺瑯のお弁当箱ならば、どんなおかずでもおいしそうに見えて、おすすめだという。

気になるおかずの数だが、がんばって何種類もつくらなくても、3種類もあれば充分では、と。

「たくさんおかずがあると、バランスよく詰めるのは難しいですし、味つけもかぶってくると思います。それよりは、唐揚げ弁当とか焼き肉弁当とか、“なんとか弁当”といえるくらいおかず数は少なくして、そのかわり、味つけをかえてたっぷり盛るようにします」

ときにはおかずが1種類という日もあるそうだが、それでも手抜きと思われずに、ほめられるお弁当をつくるには、最後の仕上げにもコツがあった。

「トッピング食材を常備して、盛り付けで彩りを添えたり、動きを加えたりしています。見栄えのいいお弁当は、コツをつかめば簡単につくれますから、ぜひ試してみてください」

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