たとえば結婚祝いなら、今は3万円が相場とされている。でも、世間の相場はあくまでも相場にすぎません、と岩下さん。
「ポイントは、相手に同じことがあったときに同程度の金額を包むということ。今の人にはあまりそういう感覚がないかもしれませんが、本来の祝儀とは、よいご縁が続くようにする人間関係のキャッチボールなのです。だから身の丈が大事。見栄を張る必要はありません」
多ければいいのではなく、逆に相手に同じ負担を強いることにもなる、と覚えておこう。
たとえば結婚祝いなら、今は3万円が相場とされている。でも、世間の相場はあくまでも相場にすぎません、と岩下さん。
「ポイントは、相手に同じことがあったときに同程度の金額を包むということ。今の人にはあまりそういう感覚がないかもしれませんが、本来の祝儀とは、よいご縁が続くようにする人間関係のキャッチボールなのです。だから身の丈が大事。見栄を張る必要はありません」
多ければいいのではなく、逆に相手に同じ負担を強いることにもなる、と覚えておこう。
「贈りものも手みやげも、喜んでいただけなければ意味がありません。そこでものを言うのが、日頃の情報収集です」
相手が甘いものを好きなのか左党なのかはもちろん、あんこの和菓子好きといったところまで具体的に掘り下げる。歯の治療中ならおせんべいは控えるなど、健康状態にも配慮を。
「また相手に余計な負担をかけぬよう、こちらから贈るときにも高価なものは避けましょう」
手みやげは、相手といい時間を過ごすための大切なツール、話題にもできるものが好ましい。
※ 記事中の商品価格は、特に表記がない場合は税込価格です。ただしクロワッサン1043号以前から転載した記事に関しては、本体のみ(税抜き)の価格となります。