くらし

【和田裕美のお悩み相談】悪いことばかりが続くとき、どうすべきでしょうか。

外資系教育会社でのフルコミッション営業で世界142カ国中第2位の成績を収めたキャリアを持つ和田裕美さんが読者の悩みに答える連載。今回はいまの運気を変えたい、という女性からの相談です。

<お悩み>
1か月ぐらいの間に、失恋、親の病気、自分の怪我、仕事の失敗と、辛いことが続き、なんだか悪い運に取り憑かれてしまってない? と不安になっています。
こういうときってお祓いとかしてもらったほうがいいのかなぁ、などとあまり神頼みみたいなことの経験がない私も考えてしまうほどメンタルも弱ってきました。
どうもツイてない、いまの運気を変えたい、というとき、和田さんはどんなことをしますか? よかったら教えてください。
(すあま/33歳/女性/会社員)

和田裕美さんの回答

すあまさん、こんにちは。
ご質問ありがとうございます。

悪いことがいっぱい続いている……。
わたしも同じ立場だったらここはお祓いか……
もともと神社好きなので、すでに神社に行っているかと思います。
こういうときは、「なんとかなるかも」と思わせてくれることに
意識を向けていくことが一番いいんです。
気が晴れるかもしれませんし、ちょっとホッとできると思います。
嫌な気持ちや暗い気持ちにはまってしまうと
どんどん「なんでこんなに悪いことが……」と
気がついたらそこばかりに意識に向いてしまって
普段ならあまり気にしないこと(ちょっとつまづく、ちょっとぶつかってこられた)
でも「やっぱり運が悪いから」と紐づけてしまうからです。
そして、わたしは辛いことが重なる時期というのは
次にいいことが起こる前兆だと捉えているんですよね。

人間って、痛みや苦しみからしか学べないことがすごくあって
それが1か月間くらいの間に続いたということは
すあまさんがむちゃむちゃ成長したってことですよ。

心の痛みを経験し、病気について学んでみようとして
仕事の失敗をしたことで反省して、
もっともっと新しいアイディア
創意工夫して今のままじゃダメなんだと気づくことだってできる。
逆に言うと
あなた変わる時期ですよと言われている
最高のタイミングを迎えていて、
このネガティブな出来事を自分の財産にできるチャンスなんです。

私は陽転思考ということばで伝えていますが
失恋してよかった、なぜならば
親が病気になってよかった、なぜならば
仕事で失敗してよかった、なぜならば……と探した
出来事の中から一個でもいいからよかったを見つけてください。

和田裕美(わだひろみ)●作家・営業コンサルタント。京都生まれ。京都光華女子大学キャリア形成学科客員教授。書籍だけでなくラジオや会員サービス「パワースクール」など各種メディアで情報発信中。代表作に、『人に好かれる話し方』、『世界№2セールスウーマンの「売れる営業」に変わる本』『人生を好転させる「新・陽転思考」』等。新刊に『稼げる技術』(ダイヤモンド社)、『タカラモノ』(双葉文庫)など。
⇒ 公式サイト

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