更新: 2020/11/11 20:21 中耳真珠腫 (ちゅうじしんじゅしゅ) 原因と特徴 中耳真珠腫とは、鼓室内圧が低下し、鼓膜の一部が内側へ陥没することによって、真珠のような丸い塊が中耳にできる疾患です。周囲の骨が破壊されるため、難聴やめまい、顔面神経麻痺、味覚障害、細菌性髄膜炎などさまざまな疾患を引き起こします。溶かされた骨に細菌感染が生じると、悪臭をともなう膿性耳漏になることもあります。その原因は中耳の換気不全です。アレルギー性鼻炎や慢性副鼻腔炎、鼻をすする癖などが発症リスクを高めます。 治療 鼓室形成手術で真珠腫をすべて取り除くほか、真珠腫の再形成が起こらないよう内側に陥没した鼓膜と破壊された外耳道骨の補強を行います。 主な症状 耳が詰まった感じ 耳の穴から膿が出る 聴力の低下を感じる 難聴や耳の痛みがある 監修 前田裕輔 (まえだ・ゆうすけ) グランプロクリニック銀座院長 関西医科大学卒。内科専門医、日本抗加齢医学会専門医。 https://granpro-clinic.com/ from 耳鳴り、難聴症状の病気一覧 逆引き病気事典トップに戻る