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椎間板ヘルニア

原因と特徴

背骨は椎体がいくつも連なってできており、椎間板は骨と骨の間でクッションの役割をしています。この椎間板がつぶれたり、変形して飛び出したりして、近くにある神経を圧迫している状態が椎間板ヘルニアです。その原因は遺伝や喫煙、加齢などが関わっており、加齢によって椎間板の弾力性を失い、変性することで発症する高齢者もいます。ヘルニアが起こっている部位にもよりますが、背中や腰の痛み、手や足のしびれなどが典型的な症状としてみられます。また、その症状は障害される神経によって大きく異なり、頸椎椎間板ヘルニアであれば肩こりや背中が、腰椎椎間板ヘルニアであれば腰が、胸椎椎間板ヘルニアであれば背中や脇腹に痛みがあらわれます。

治療

痛みに対しては、消炎鎮痛剤や筋弛緩薬を投与するなどの保存的な治療を行うことが多く、患者のライフスタイルや症状に応じて、突出した椎間板を取り除く手術も行われます。

  • 監修

    前田裕輔 (まえだ・ゆうすけ)

    グランプロクリニック銀座院長

    関西医科大学卒。内科専門医、日本抗加齢医学会専門医。

    https://granpro-clinic.com/

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