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過活動膀胱

原因と特徴

過活動膀胱とは、排尿に異常があらわれる病気です。40歳以上の8人に1人は、この過活動膀胱だといわれています。神経因性過活動膀胱と非神経因性過活動膀胱の2種類があり、その原因もタイプによって異なります。
神経因性過活動膀胱は、脳出血脳梗塞などの神経変性疾患によって発症します。非神経因性過活動膀胱は、前立腺肥大症や加齢によって尿道が狭くなることが原因で発症します。
症状としては、突然トイレに行きたくなる、夜間に何度もトイレに行く、トイレまで我慢できずに漏らしてしまうなどが挙げられます。排尿に問題があると生活にも支障をきたしてしまうので、自宅にひきこもりがちになってしまうなどの恐れもあります。そのため、本人だけでなく、身近にいる家族の心理的なサポートも大切になってきます。

治療

基本的には薬物療法が中心です。主に抗コリン剤、β3作動薬が使用されますが、頻尿に関しては漢方薬が有効な場合もあります。また、あわせて生活習慣の改善や心理療法が必要になることもあります。

  • 監修

    前田裕輔 (まえだ・ゆうすけ)

    グランプロクリニック銀座院長

    関西医科大学卒。内科専門医、日本抗加齢医学会専門医。

    https://granpro-clinic.com/

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