クローン病

クローン病とは、口腔内、 小腸、大腸などの消化管に炎症が生じることで発症する病気の一つです。比較的若年層での発症が多く、女性よりも男性のほうがかかりやすい病気といわれています。現在クローン病を発症するメカニズムは解明されていません。遺伝的要因や環境要因、腸内細菌叢の変化などが複合的に関与していると考えられています。症状としては腹痛や下痢を繰り返したり、倦怠感や食欲不振、発熱や貧血を引き起こしたりするなどが挙げられます。また、肛門周辺の痛みや痔瘻（じろう）なども一般的な症状です。

内科的治療と外科的治療から、症状に合わせて選択されます。抗炎症剤などの薬物療法、栄養剤を摂取する栄養療法、その他外科的手術による治療が行われます。