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食道がん

原因と特徴

食道がんとは、食道の内面を覆う粘膜から発生した悪性腫瘍のことをいいます。
腫瘍が大きくなると、食道の壁を貫いて食道の周りの気管や肺、大動脈などに広がったり、リンパ管や血管が豊富にあるため、がん細胞がリンパの流れや血流にのって、離れた臓器で増殖したりします。
食道がんの原因としては、喫煙と飲酒が大きなリスクとして挙げられます。遺伝子的にビール1杯程度で顔がすぐに真っ赤になったり、頭痛がしたりする人は、食道がんのリスクが高いことが知られています。
その症状は、腫瘍が小さいうちは無症状であることがほとんどであり、食べ物を飲み込んだときにしみる感じがする、チクチクする感じがあるなどの自覚症状がともなうことがあります。がんが大きくなってくると、食べ物のつかえる感じや声のかれ、咳、体重の減少、吐き気や嘔吐などがみられます。

治療

がんの深さが浅く、リンパ節に転移していない場合、内視鏡治療が選択されます。より深くにがんが達する場合には外科的治療を行います。

  • 監修

    前田裕輔 (まえだ・ゆうすけ)

    グランプロクリニック銀座院長

    関西医科大学卒。内科専門医、日本抗加齢医学会専門医。

    https://granpro-clinic.com/

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