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夜間頻尿

原因と特徴

寝ている間に尿意を覚え、起きてしまう状態を夜間頻尿といいます。トイレに立つことで睡眠が妨げられるため、眠りが浅くなる要因の一つです。その原因は、夜間多尿や、尿を一定時間ためられない障害が出る前立腺肥大や過活動膀胱が挙げられます。夜間の尿量が多くなる夜間多尿の原因としては、高血圧心不全、腎機能障害、睡眠時無呼吸症候群などがあります。そのほかにも水分の過剰摂取や薬剤の副作用反応、アルコールやカフェインの過剰摂取などが考えられます。就寝中のトイレの回数が2回以上になると、睡眠の質が下がるだけでなく、日中の眠気やだるさ、疲れやすさなどがみられ、生活に支障をきたすこともあるため、早めに泌尿器科を受診するのが重要です。

治療

夜間頻尿の治療はその原因によって異なります。薬剤による治療は抗利尿ホルモンや利尿剤投与あるいは高血圧治療等がありますが、まずは適切な飲水量を守ることが必要です。

  • 監修

    前田裕輔 (まえだ・ゆうすけ)

    グランプロクリニック銀座院長

    関西医科大学卒。内科専門医、日本抗加齢医学会専門医。

    https://granpro-clinic.com/

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