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副腎疲労症候群

原因と特徴

ストレスで副腎が疲労すると、抗ストレスホルモン(コルチゾール)の分泌が悪くなり、慢性的な疲労やうつ症状などがあらわれます。この状態が副腎疲労症候群です。主な症状のほか、低血圧や低血糖、生理不順、月経前症候群の悪化、性欲の低下などがみられます。また、砂糖や甘いものが欲しくなったり、カフェインがないと仕事ができなくなったり、風邪をひきやすく治りが悪く感じることもあります。副腎はストレスの他にも、睡眠不足や栄養不足によっても疲労するため、生活習慣を整えるのが予防と改善のポイント。とくにコルチゾールの材料となるビタミンCやビタミンB群、マグネシウムなどの栄養素を十分に摂ることが大切です。

治療

治療プランに役立てるために、血液検査と唾液検査を行います。血液検査では栄養状態のチェックを、唾液検査ではコルチゾールの分泌状態を確認し、ホルモン補充療法や、根本治療である栄養療法が行われます。

  • 監修

    前田裕輔 (まえだ・ゆうすけ)

    グランプロクリニック銀座院長

    関西医科大学卒。内科専門医、日本抗加齢医学会専門医。

    https://granpro-clinic.com/

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