衰えているのはどこ? セルフチェックで「脳のクセ」を知る。
はじめに、自分の脳タイプについて知ることがとても重要。
撮影・角戸菜摘 文・黒澤祐美
【記憶系】
◻︎ スーパーでよく買い忘れがある
◻︎ 会話に「えーっと」「あのー」が増えた
◻︎ 冷蔵庫前まできて何を出すのか思い出せない
◻︎ 昨日食べたものを思い出せない
◻︎ 1週間以内に買ったものをもう一度買ってしまう
40代後半から衰えやすい「記憶系」。ちょっとしたもの忘れが多くなるほか、記憶の低下とともに脳に強烈に刻まれた記憶を取り出しがちになり、自慢話が増える傾向も。脳の中心部にある海馬を意識的に刺激することが大切。
【運動系】
◻︎ 食事中によく食べ物をこぼす
◻︎ 休みの日は家で過ごすことが多い
◻︎ 一日のうちほとんどの時間座っている
◻︎ 汗をかく機会が少ない
◻︎ 利き手でない手はほとんど使わない
カラダの動きを司る「運動系」。動きに関するさまざまな指示を出す場所であり、手先が器用な人は運動系に優れていることが多い。繰り返しカラダを動かすことで強化できるため、該当した人は「脳を鍛えるお手軽エクササイズ。」に毎日トライを。
【視覚系】
◻︎ 人ごみでぶつかりやすくなった
◻︎ 目の前にあるのに「ない!」と慌てて探す
◻︎ 落ちているゴミに気づかないことが多い
◻︎ 映画館や美術館はほとんど行かない
◻︎ 本や新聞を読むのが面倒になった
「視覚系」には「見る」「動きを捉える」「目利きする」という3つの働きがある。老眼だからといって視覚から情報を得ることを諦めてしまうと、衰える原因に。美術館に行く、本や雑誌を読むなど積極的に目を使うと強化できる。
【伝達系】
◻︎ 手紙やメールを書くのが億劫
◻︎ 人と会話するのが面倒
◻︎ 筋道を立てて話すのが苦手
◻︎ ウソをつくのが下手
◻︎ 「なぜ怒ってるの?」と聞かれることが多い
言葉やイラストでメッセージを伝える「伝達系」は、耳から入る情報を認識したり、脳内で映像を文字に変換する能力。人とのコミュニケーションをとることで脳の状態を維持できるため、衰えを感じた人は積極的に会話をすること。
各項目で3つ以上当てはまったら、その場所が衰えている証拠。こちらの脳トレに移りましょう。
『クロワッサン』997号より
広告