毎日洗う? 洗わない?4人に聞いた、最高の洗髪法。
長い間、なんとなく同じシャンプーを使い続けていませんか? 年齢や頭皮の状態に応じて、美しい髪を保つ“洗髪習慣”も変わります。
撮影・大島千尋、谷 尚樹(君島さん) 文・黒澤 彩
湯シャンだけと決めつけず、 ヘアカラーした日には 天然素材で洗髪することも。
●数日おきに 湯シャン派●
【お湯だけ洗いを8年継続!赤みのあった頭皮が、透明感のある白さに。】
日本産の植物や発酵コスメといった天然の素材を活かして手入れをする「素朴美容」を提案している錦織なつみさんは、髪がまったく傷んでいないと美容師に驚かれるほどの美髪の持ち主。洗髪の基本は、シャンプー剤など何も使わずにお湯だけで洗う“湯シャン”。なんと、始めてから8年も経つのだそう。地肌のかゆみや赤みなどの悩みは解消し、ヘアカラーの色落ちもしにくくなった。
「初めは、お湯だけだとちゃんと洗えていないような気がして、髪もパサパサに。そんなときには無理せずトリートメントなどを使いました。今もヘナで髪を染めた日はナチュラルシャンプーで、また、月に一度は椿油と椿油を搾った後の椿油粕でディープクレンジングしています」
シルクの手袋をはめてマッサージ&毛穴すっきり。
錦織さんの湯シャンに欠かせないのは2枚のシルク製手袋。目の粗いほうで頭皮をマッサージしながらお湯で洗い、洗髪後は目の細かいほうを手にはめて髪をやさしくほぐしながらドライヤーをかける。
「シルクは、肌を構成しているアミノ酸と同じ成分を含んでいて、保湿力にも優れています。体を洗う用の手袋なのですが、でこぼこ感がちょうど頭皮に心地いいんです」
03 / 05