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Vol.45 買い物がやめられません。【40歳からのからだ塾WEB版】

ショッピングが大好き!という女性は多いですよね。私も大好きです。仕事でパソコンに向かっていると、息抜きにもなるのでついポチっと購入ボタンを押してしまいます。後になって「本当にほしかったものかな、買いすぎちゃったかなあ」と反省することもしょっちゅう。ネットやSNSを利用するようになってからは、欲しいものがどんどん目に入ってくるので、楽しい反面、誘惑に負けないように気持ちを抑えるのが大変です。
そこで今回は、「買い物依存」に注目してみました。限定品に目がなくて衝動買いがやめられない、ストレスがたまると買いすぎてしまう。そんな状態は依存症なのか、買い物依存は治せるのか、専門家に聞きました。

文・及川夕子 イラストレーション・小迎裕美子

買い物依存症の治療&対策
心から「これが欲しかった!」というものを買えるようになるには?

買い物も破綻しない程度に楽しむなら、楽しみの一つです。ですが、「買い物にどっぷりハマって困っているなら、依存症かどうかに関わらず買い物の方法を変えてみましょう」と後藤さん。

●高額なものは一晩考えて、本当に欲しいものだけを購入する ●安いからと、どんどん買って後悔する人なら、1回に使ってよい金額を決める

などルールを決めることが大切です。

また、依存症の治療といっても、買い物依存を専門に扱う医療機関は少ないのが現状。自分に合った解決法を見つけるには、自助グループに参加するという方法もあります。

「パートナーに尽くしすぎる、夫の浮気やDVに耐えている、お金を使いまくる夫を支えている。このような状況にある女性が、ストレスで買い物にはまるというケースもあります。そのような女性が集まる自助グループもあり、名前や住所などを明かさずに参加することも可能です。共通の問題や悩みを持つ人、克服した人たちに相談ができるので、参加してみるとよいでしょう」(後藤さん)

そこで、自分のことを話し、境遇や考え方が似ている人に、どうやって回復したのか、病院に行くならどんな医師がいいか聞いてみるとよいそうです。

「一つの自助グループに行くと、そこからより適切なグループを紹介してくれたり、相性のいい精神科医に出合うヒントがもらえたりします」(後藤さん)


ご協力いただいた医師
後藤 恵さん 成増厚生病院診療部長 精神科医
ごとう・めぐみ●京都府立医科大学卒業後、ロンドン大学精神医学研究所で学ぶ。長年、アルコール医療に携わってきた依存症の専門家。日本アルコール・アディクション医学会会員。

※症状や治療法には個人差があります。必ず専門医にご相談ください。

ライター、メノポーズカウンセラー 及川夕子
更年期、まっただ中のライター。最近、ちょっと休んだぐらいでは疲れが抜けなくなってきて、以前よりもカラダのメンテが欠かせなくなったと実感。とはいえ、カラダの変化をポジティブに捉え、同年代の女性の健康に役立つさまざまな情報をお伝えしていきたいと思っています。ただいま、ヨガやマインドフルネスを実践中。ホルモン補充療法も試してみたい!

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