どんどん進化する化粧品を、肌と心の変化にあわせて選ぶコツ。
撮影・清水朝子 文・今井 恵
大人になって敏感肌に転んだときは。
植村 肌が調子いい時は、攻めの気持ちがあるから新製品にも手を出しやすいけど、ゆらぐとむずかしい。ゆらぎも老化現象のひとつですよね。
松本 突然、肌が過敏になることがありますね。ふつうのものを使えていたのに、急に敏感肌になってしまったとか。私はとにかく肌が乾燥してしまうから、オイルが手放せません。メルヴィータは洗顔後の肌にダイレクトに使えるし、化粧水と美容液の間にはさんで使って保湿力を高めたり、髪にも使える万能オイル。肌にツヤが出るのもオイルの良さ。
植村 私が心強いのがアクセーヌのローション。これがあれば安心です。
松本 これは名品! 私も大好きです。あとインフィオレの大人のゆらぎ肌をサポートする美容液もおすすめ。ゆらいだら、お手入れをこれ一品だけに切り替えてというもの。香りもよくて肌が安定します。
植村 ディセンシアのアヤナスのように肌荒れしても使え、アンチエイジングもしてくれるラインにガラッと切り替えるのも手ですね。それがダメならせめてクリームだけでも。
松本 私はこのラインのとろみがあるローションも好きです。
常備しておきたい、肌を立て直すお守りコスメ。
植村 肌がゆらいだ時や不調な時、これさえあれば安心というお守りコスメを常備しておくのもおすすめ。私の場合は、ドクターケイ。花粉症の時季や吹き出物でゆらいでいる時、これを塗ると肌がすごく落ち着くんです。ビタミンが何種類もカクテルのように配合されているから、皮脂分泌を抑えたり、毛穴を目立たなくする効果も。
松本 私も肌がどんより落ち込む日があるんですよ。睡眠をとっても戻らないとか。そんな肌のSOSにはステムサイエンスの集中ケア。10日間朝晩使う美容液なんですが、肌に点滴を打つような感じかな。10日もかからず、1日でも戻ります(笑)。
植村 そういう化粧品が本当に大事。水分をとりすぎた翌朝に起きる目のむくみには、クラランスの目元用美容液がお守り! 塗った瞬間にすーっと滞留した水分が流されていく。ドレッサーになくてはならない一本。
松本 私がドレッサーに欠かせないのはSK−Ⅱの化粧水。肌を健やかな状態に戻してくれます。仕事柄いろいろ新製品を試す毎日ですが、ふと気づくと戻る場所という感じ。