髪の潤いを第一に選ぶ、シャンプー&トリートメント。
あらゆる髪悩みには頭皮環境から改善を。シャンプー&トリートメントにオイルケアを加えて、今以上の美髪を目指しましょう。
撮影・岩本慶三 文・薄葉亜希子
「シャンプーは頭皮を洗うもの、トリートメントは髪を補修し保湿するもの、と役割を明確に。必ずしも同じブランドでそろえる必要はありません」
と毛髪診断士の齊藤あきさん。選ぶ際に押さえておくべきは、配合成分。
「パッケージの裏側に全成分が表示され、配合量が多い順に並んでいます。シャンプーは洗浄成分、トリートメントは保湿成分で選ぶのがポイントです」
またハリコシの低下やうねりなど髪の老化には頭皮環境の影響も。
「大人の女性は水分と油分のバランスが揺らぎがち。頭皮の乾燥と皮脂づまりが同時に起こり、髪の弾力や艶不足を招きます。そこでおすすめはオイルケア。毛穴を洗浄、保湿し、頭皮を整えることで健やかな髪が生えてきます」
【シャンプー】頭皮を洗うためのシャンプーは何より洗浄成分をチェック。
シャンプーの基礎構造は「水+界面活性成分」。ほかに保湿成分も含まれるが、まずは成分表記の2番目、3番目にくる成分に注目。
「若い頃は洗浄力の強いものでさっぱり洗うのが好きだった人も、頭皮に刺激の少ないアミノ酸系やベタイン系などマイルドなものを選んで。あまり泡立ちはよくないと感じるかもしれませんが、髪の汚れはお湯でほとんど落ちるのでしっかり予洗いすれば大丈夫。シャンプー剤も少ない量ですみますし、頭皮を洗うことに集中して指の腹を密着させて洗います」