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胃腸の老化を遅らせ、がんのリスクを減らす食べ方。

食事に気をつけたら、胃腸を若々しく保てるのか? がんの予防にも関わる食生活のコツを消化器の専門医に聞いた。

撮影・小出和弘 料理製作・井原裕子 文・後藤真子

適量の良質の油は便の通りをよくしてくれる。手に入りやすく味にクセがないオリーブ油が大竹さんのおすすめ。

「私は毎日、調味した納豆にオリーブ油を大さじ1杯加えて食べるのを日課にしています」

大腸がんの予防という点ではさらに肉の摂り方が重要になってくる。

「大腸がんの危険因子としてはっきりしているのが赤身肉(牛肉、羊肉、豚肉)です。動物性たんぱく質は鶏肉、魚をメインに考えて。揚げ物はなるべく控えてください」

魚は細胞膜を安定させるオメガ3脂肪酸を含んでいるので、青魚にこだわらずに1日1食は摂りたい。

「とはいっても、牛肉は絶対食べるな、揚げ物は禁止、と言ってるのではありません。赤身肉は週に500ℊ未満なら許容範囲です。食事は楽しむことが大切。知識を持った上でリスクを減らしていく、という意識で充分です」

【朝】便秘がちな人は簡単なものでも必ず朝食を。

左上から時計回りにキウイフルーツ、プレーニョーグルト、シリアル、ドライフルーツ
左上から時計回りにキウイフルーツ、プレーニョーグルト、シリアル、ドライフルーツ

キウイフルーツ 不溶性と水溶性の食物繊維が2対1の比率で摂れる理想のフルーツ。写真は1/2個。

プレーンヨーグルト シリアルに添えて善玉菌を補給。乳酸菌は多種あるのでいろいろ試して自分に合うヨーグルトを探す。

シリアル 不溶性の食物繊維が豊富。無塩ナッツやフルーツ、ヨーグルトと一緒に食べるとよい。

ドライフルーツ 食物繊維を効率よく摂れる。プルーン、イチジク、あんずなど。シリアルに混ぜても。

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