冷えた体をあたため、すっきり
痩せる夏レシピいろいろvol.1
自称、けっこうな大食漢。とくに運動しているわけでもない。なのに、ずっと体型の変わらない、食のギャラリー612代表のたなかれいこさん。どんなことに気をつけて食べているのでしょう?
「体を冷やさないことですね。冷えると代謝が悪くなるし、便秘したりむくみやすくなります。暑いからといって冷たいものを飲んだり食べたりすると、テキメンに腸が冷えます。体の中は腸をあたためないと痩せられないんですよ」
では、何を食べれば、体の中があたたかくなるのでしょうか。
「ほんとうの季節の野菜を食べることと、伝統的な製法で作ったり発酵させた調味料を摂ること。それだけで、充分あたたまります」
美味しくて質の高い食べ物=旬の野菜を知ることの大切さを説くたなかれいこさんに、夏野菜の力を存分に引き出すレシピを聞きました。
トマトのスープ葛寄せ
材料(2人分)
トマト中玉4個(約500g) 干ししょうが少々 おろしにんにく小さじ½ 塩小さじ½ 白バルサミコ小さじ1 醤油小さじ1 A[微粉末の葛粉小さじ1½、水小さじ3]ごはん適量
作り方
1.トマトはへたを取り、4~6等分に切る。鍋にトマトと干ししょうがを入れ、蓋をして弱火にかける。
2.トマトが煮くずれてきたら、おろしにんにくを加えて煮立て、塩、醤油、白バルサミコを入れよく混ぜ合わせる。
3.Aをよく混ぜ合わせて2に加え、かき混ぜながらトマトスープに透明感が出るまで2~3分火を通す。
4.器にごはんを盛りつけ、3をかける。ごはんは白米にもちきび、もちあわを加えてもおいしい。
きゅうりの炒め物
材料(2人分) きゅうり4本 にんにく2かけしょうが10g オリーブ油大さじ4 塩小さじ1
作り方
1.きゅうりは長めの乱切り、にんにくは薄切り、しょうがは千切りにする。
2.鍋を熱してオリーブ油を入れ、中火でしょうがを炒める。香りがたってきたらにんにく、きゅうりを加えてよくかき混ぜ、蓋をして弱火にし、蒸し炒めにする。ときどき蓋を開けてかき混ぜる。
3.きゅうりが透き通ったら、塩を加え中火で仕上げる。
作り方
1.きゅうりは長めの乱切り、にんにくは薄切り、しょうがは千切りにする。
2.鍋を熱してオリーブ油を入れ、中火でしょうがを炒める。香りがたってきたらにんにく、きゅうりを加えてよくかき混ぜ、蓋をして弱火にし、蒸し炒めにする。ときどき蓋を開けてかき混ぜる。
3.きゅうりが透き通ったら、塩を加え中火で仕上げる。
茄子の揚げ煮びたし
材料(2人分) 茄子2本 なたね油適量 煮干しだし200㎖(水750㎖、煮干し25g) 昆布だし100㎖ 醤油大さじ4 白バルサミコ小さじ1 針しょうが少々
作り方
1.鍋に水と煮干しを入れて蓋をし、沸騰したら蓋を取って15~20分煮て、煮干しを取り出す。
2. 1の煮干しだしと昆布だしを合わせて沸かし、醤油、白バルサミコで味をととのえておく。
3.茄子を縦半分に切り、皮に切り目を浅く入れ、なたね油で素揚げにする。2に入れ、弱火で1~2分煮る。器に煮汁と盛りつけ、針しょうがをのせる。
作り方
1.鍋に水と煮干しを入れて蓋をし、沸騰したら蓋を取って15~20分煮て、煮干しを取り出す。
2. 1の煮干しだしと昆布だしを合わせて沸かし、醤油、白バルサミコで味をととのえておく。
3.茄子を縦半分に切り、皮に切り目を浅く入れ、なたね油で素揚げにする。2に入れ、弱火で1~2分煮る。器に煮汁と盛りつけ、針しょうがをのせる。
◎たなかれいこさん 主宰している食のギャラリー612では、本物の食材のことから学べる「612食べ物教室」を開催。最新刊は『生きるための料理』。
『クロワッサン』(2015年8月10日号)より
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