眉尻は下げず、眉頭は淡く。ふわっと上昇する眉を目指す──大人の目元、垢抜けるメイクのコツ【信頼コスメ アイメイク部門】
撮影・天日恵美子 スタイリング・程野祐子 ヘア&メイク・レイナ モデル・樹神 文・薄葉亜希子
例えば、眉山をくっきり描き、目のキワは黒で締める。かつての定説は今や古くさい顔に見せてしまう要因に。
「きれいに作り込まなきゃという思い込みから、まずは脱却しましょう」とメイクアップアーティストのレイナさん。意識したいのは“抜きどころ”。
「年齢を重ねると目元がぼやけてくるのが気になりますよね。ついいろいろやりたくなりますが、そんなときこそ抜け感を。光や影、ラインをワンポイントできかせて軽やかさのある目元を目指します。イキイキと明るい印象になり、自然と悩みも解消されるはず」
今らしい抜け感の決め手は3つ。まず毛に宿る生命力を生かすこと。そしてまぶたに光を差し、濃い黒は使わずニュアンスカラーで深みを出す。
「顔の中の毛といえば、眉毛とまつ毛。この2つに適度なボリュームと艶があると一気にフレッシュさが増します。眉は中央から眉山にかけての太さを黒目の3分の2程度に柔らかく描き、眉頭はほんのり色づけばOK。まつ毛はビューラーと下地で下ごしらえを。上向きの立体感を与えます」
顔の額縁である眉を決めるとアイメイクが濃くなりすぎるのを防ぐ効果も。次に光と陰影を仕込んでいく。
「光沢のある色をまぶたの中央にトンとのせます。以前は白系のシャドウを全体に広げましたが、のっぺりと見えるので今はなし。目の下にも細く入れ、光で囲むと華やかさが演出できますよ。マスカラとアイラインは真っ黒を避けてブラウン系を選びましょう。目尻のラインはさりげなく入れて大人にふさわしい品をまとわせて」
どれか一つ取り入れるだけでも垢抜け度は確実にアップ。ぜひお試しを!
ふわっと上昇する眉へ
1. 眉下の始点、眉山、眉尻の3点を決める
始点は黒目の内側の延長線上、眉山は目尻の延長線上、眉尻は始点と同じ高さが目安。
2. ペンシルで短い線をつないで輪郭を描く
目に近い下側から。始点から眉尻へ短い線をスッスッと。あごを上げて鏡を覗くとよく見える。
使用アイテム
ルナソル モデリングアイブロウペンシル 02 ニュートラルブラウン ホルダーセット 4,070円*リフィルのみ 2,420円(カネボウ化粧品 TEL:0120-518-520)
3. 眉山から眉尻は目尻の丸みと平行を意識
目尻のカーブに合わせるように描くとごく自然に仕上がる。ここまで決まれば、後は簡単。
4. 毛流れに合わせて軽く埋めていく
毛の薄い部分を毛流れに沿って一本一本描くように足す。パウダーでぼかすのでラフでOK。
5. パウダーを柔らかくのせ、ナチュラル眉に仕上げる。
2色をブラシに取って混ぜ、全体に重ねる。眉頭は最後。毛流れに従い、上に向けてふわっと。
使用アイテム
RMK アイブロウ パウダー デュオ 02 ライト&リュクス 4,180円(RMK Division TEL:0120-988-271)
『クロワッサン』1153号より
広告