「ピラティス、登山、ボルダリング」、インテリアスタイリストの矢口紀子さんが太らない理由。
撮影・小川朋央 文・長谷川未緒
“ピラティス、登山、ボルダリング。 興味が湧くことに心と体を動かすのは快適ですね。”
「インテリアスタイリストは立ちっぱなしで、重いものを運ぶことも多い体力勝負の仕事です。30代後半から体力の衰えを感じ、下半身が太りやすくなったこともあり、それまで全くしていなかった運動をしようと思いました」
と語るのは、スタイリストの矢口紀子さんだ。友人の誘いで始めた山登りは、足腰にこたえたが山頂から眺める景色の美しさに、すっかり夢中になった。40代からはピラティスを始め、体が骨格から整うことでそれまで欠かせなかったマッサージが不要に。50代からはスキーやボルダリングにもトライ。今年はハワイのカララウ・トレイルという、絶景だがハードな道のりを歩くハイキングにも挑戦する予定だ。
「体力や筋力がついたからか、新しいスポーツにも気軽にチャレンジできるようになりました。体もすっきりしてきて、数年前までファスナーが閉まらなかった20代から持ち続けているジーンズが、またはけるように。こういうちょっとしたことが励みになっています。これからも楽しみながら運動を続けて、現状をキープしたいですね」
[ボルダリング]
ホールドと呼ばれる突起物を手足で登って楽しむスポーツ。はしごを登れるくらいの体力があれば誰でも行える。全身の筋肉を使うので、ダイエット目的で行う人も多い。
●B-PUMPTOKYO秋葉原
東京都文京区湯島1・1・8 TEL.03・6206・9189
営業時間:12時〜23時(土曜・祝日11時〜21時、日曜10時〜21時)
初回登録料2,200円、使用料平日昼間(オープンから18時30分まで)1,980円。
[登山]
昨年夏、剱岳での登山で途中休憩しているところ。「急峻な岩稜帯が続くので、頭も使いながら登っていくのが楽しいです」
[ピラティス]
腹筋でコントロールしながら背骨を滑らかに動かす運動。「腹筋をはじめ体幹が鍛えられます。ピラティスを始めてから肩関節、股関節など関節の可動域も広がって、こりや痛みが出にくくなりました」
『クロワッサン』1121号より