「開運」ポーズで、自分の中の龍を思い出す。【Dr.高尾美穂のカラダとココロの整え方】
いろいろなことがありますが、自分の中にある力を信じて、よい年にしていきましょう!
撮影・森山祐子 イラストレーション・SHOKO TAKAHASHI 構成&文・越川典子
〈開運〉“自分の中の龍をときどき思い出そう。眠ったままにさせないで。”
今年の干支は辰。空想の生き物、龍は神社に祀られるように、縁起がよいものの象徴ですね。カラダをトルネードさせながら縦横無尽に天を目指しているようなイメージです。そのパワーにあやかりたいと願った人も多いのではないでしょうか。
誰の人生にも、好ましいことも、好ましくないことも起きます。なぜかいいことばかり起きる人を「あの人、運がいいわね」とうらやむこともあるかもしれませんね。では、運がいい人とは、どんな人なのでしょう。私は、「運をよくした人」なのだと思います。
そばに訪れた運に気づかずにいる人、後からですら気づかない人もいます。なぜなら、不満がある現実ばかり見ているからではないでしょうか。その現実とは、自分のとらえ方でしかありません。その現実を好ましいものに変えていく。結果的に、よかったねと思えるものにしていくのです。
それが今回、テーマを「開運」にした理由です。運は訪れるものではなく、開いて運ぶもの。誰の中にも龍がいて、ぐるぐると周りを巻き込みながら動くことで、そこに運が生まれます。
始まったばかりの2024年。ときどき思い出そうじゃないですか、龍のことを。自分の中にいる龍を、眠ったままにさせないようにしてください。あなたは変化自在(へんげんじざい)なのですから。
龍のポーズ
毎年、考える干支のポーズ。今年は、天に昇る龍のイメージ。左膝を立てて、右足を左脚のつけ根にのせます。両腕をからませて、深い呼吸で8秒キープ。反対側も同様に行います。1日1回。
『クロワッサン』1111号より