「朝は泡で軽く。夜は乳化させて洗う」。IKKOさんの洗顔メソッド。
撮影・富田眞光(人物)、中島慶子(物) IKKOさんメイク・山縣亮介 IKKOさん衣装・金子美恵子 モデルメイク・高場佑子 ヘア・きくち好美 スタイリング・前田みのる モデル・澤田泉美 文・鵜飼香子 イラストレーション・いいあい 協力・GLAD
IKKOさんの簡単知恵袋
●朝は泡で軽く。夜は乳化させて洗う
朝は表面の皮脂、夜は主にメイクや紫外線、大気汚染物質と汚れの質が異なるため、朝晩で洗顔剤を替えると効率よく汚れを落とせる。
【洗顔】美肌作りは洗顔に始まり、洗顔に終わる。
「朝は、表面の角質やタンパク質の汚れを泡で軽く落とすことが重要。洗顔は、肌に優しく、摩擦を起こさせないものを選んでね。泡は生クリームのようなしっかりした泡で洗うこと。シャバシャバの泡は乾燥肌に染みやすくなるから気をつけてね」
ぬるま湯で流すだけのほうが合っている人は、もちろん洗顔料を使わなくてOK。肌は十人十色ゆえに美容法に絶対はない、肌と相談して調子がいいほうを選ぶとよいという考えだ。
「夜は、一日の汗による皮脂が肌表面や毛穴に溜まりやすいから、クリームを乳化させて優しく洗うことが大切なの。ぬるま湯を少し加えて乳化させると、毛穴の汚れが浮き上がります。力を入れずに軽く圧をかけるようにね」
手のひらで包むように滑らすと、もちもちのやわらかい肌になります。
朝も夜もこれ一本で 肌に優しいクリーム洗顔料。
IKKOさんプロデュースのサイムダン プレミアムから。幹細胞培養水と潤い成分が働きかけ、肌を優しく包む。
朝の泡洗顔の決定版! メイクのりも抜群にアップ。
泡で出るフォームタイプ。マスク生活で敏感肌に傾いていても刺激なく使える低刺激性、弱酸性。グリコール酸で優しく肌をほぐし余分な角質をオフ。
洗うほどツヤ肌になる 夜のためのリッチクレンジング。
4種の濃厚なオイルを配合し、肌の水分を守ってしっとりと洗い上げる。ホワイトクレイが毛穴を清め、植物由来のスクラブがきめ細かい肌へ導く。
\裏ワザ/ 小鼻の脇のいちごのようなツブツブ汚れにはこれ!
毛穴の角栓やたるみは無理にしぼったりはがすと逆効果。繊細なブラシに泡をつけて揺らすように使うと透明感が。長さと密度が計算されたラウンドカットで低刺激。
[IKKOさんの美のツボ]
●鏡の横に美の目標を置いて常に意識する。
肌を愛することからはじめてみない?
ハリ感や修復力など肌機能が低下している年齢肌には「肌の扉を開かせることが大切」とIKKOさん。
「朝起きたらまず肌に触れて、肌の声に耳をすませ、今日はうるおいかな、くすみかな、毛穴かな、と肌の要求を受けとめます。それはイコール、肌を愛すること。愛することは、リラックスさせることです。洗顔をするときにこすっていたり、化粧水をつけるときにパンパンと大きい音がするほど叩いていない? 優しく、優しく触れることが大切よ。力をかけると肌は硬くなっていうことを聞かなくなるんです。子どもや犬でもいつも怒られていたら心の扉を閉じるでしょう。年齢肌に刺激は不要。肌を想って、優しく触れて。忙しくてそんな時間はない? いいえ、時間はあまり変わらないですよ。ほんの数秒の違い。意識と手のかけ方を変えるだけよ、やってみて」
『クロワッサン』1088号より
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