美人度が驚くほど増す、CHIDOさんの小顔術に辛酸なめ子さんが挑戦。
撮影・藤井マルセル イラストレーション・辛酸なめ子 文・黒澤 彩
[4]目尻からこめかみへ引き上げる。
目尻の周りが下がっている場合に、このゾーンを丁寧に引き上げると効果的。
(a)人差し指と中指の間を開いて頬に当て、親指はストッパーとして耳の後ろ側に添える。
(b)中指の先を目尻に当て、中指と薬指でこめかみを引き上げる。
(c)フェイスラインに沿って頭頂部に向かって上げていく。
(d)無理のない高さまで引き上げたら3秒ロック。
(e)上に向かって離す。
[5]眉ゾーンは3つに分けて行う。
おでこのシワに有効。眉を3つに分け、各ゾーンを重複させながら指の腹を使って行う。
(1) 眉尻
(a)中指に薬指を添えて、眉尻からこめかみまでをピタッと押さえる。
(b)真上に上げる。
(c)少しずつずらして上げるたびに3秒ロック。
(d)眉の上まできたら、もう片方の手の指を上から軽く重ねて支える。
(e)額の上、生え際あたりまで引き上げて離す。
(2) アイホールの中央
(a)アイホールの真ん中あたり、骨の下のくぼみに中指を入れ、中指に薬指を添えて真上に上げ、少しずつずらして上げるたびに3秒ロック。
(b)眉の上まできたら、もう片方の指を重ねる。
(c)両手で額の凹凸を平らにならしていくイメージで引き上げ、生え際あたりで離す。
(3) 眉頭
(a)目頭の上の骨のくぼみ(引き上げたときに小鼻がピクッと上がる位置)に中指を入れ、中指に薬指を添えて真上に上げ、少しずつずらして上げるたびに3秒ロック。
(b)眉の上まできたら、もう片方の指を重ねる。
(c)(2)と同様に額の上まで引き上げ、離す。
[6]仕上げその1は、眉頭の骨の下から引き上げる。
1から5までを左右それぞれ終えたら、仕上げにとりかかる。眉周りの脂肪をつぶすことで、まぶたのたるみが解消し、鼻筋が通るメリットも。左右同時に行う。
(a)眉頭の骨の下のくぼみに中指を入れ、薬指を添えて真上に引き上げる。親指はストッパーとして頭部に添える。
(b)額の凸凹をならすようにゆっくりと上げて、額の上で離す。
[7]仕上げその2は、眉間の上、額の出っ張りから上げる。
(a)眉間のやや上、額の一番出っ張っている部分に中指の第二関節を当て、薬指を添える。眉周りと額を引き上げるとき、眉間を避けるのがポイントの一つ。
(b)もう片方の指も重ねて、真上に引き上げる。
(c)頭頂部の百会(ひゃくえ)まできたら、鼻で息を吸いながら離す。この一連の動きにより、人中(じんちゅう)(鼻の下の溝)が伸びるのを防ぐ。
[8]総仕上げに、頭全体を手のひらで抱え込む。
(a)頭を球体と捉え、手で球体を持ち支えるイメージをする。
(b)親指と人差し指の間で耳たぶを挟んだ位置からスタート。
(c)頭の丸みに沿って球体を持ち上げるように耳周りを引き上げていく。
(d)少しずつ引き上げるたびに3秒ロックする。顎を引いて下を向かないように、気持ちよく後ろに引っ張られるのを意識。
(e)頭の上のほうまできたら、6秒ロック。
(f)頭頂部に向かって、手首で頭皮を寄せ集めていく。
(g)左右の手の付け根が合わさるところまできたら手を組む。
(h)集めた頭皮をきゅっと押し上げるイメージで、息を吸いながら3秒かけて上方向に離す。
辛酸なめ子さんが実際にCHIDOフェイススキンシャル(R)を体験!
〈Before〉
もともと目立ったシワやたるみはない辛酸さん。Afterと比べると、目の下やフェイスラインに影ができていて、脂肪による凹凸がわかる。
〈After〉
フェイスラインが滑らかになり、以前にもましてつるつる”むき卵”感がアップ。光を丸く反射しているので肌が明るく、きめの整った印象に。
いつでも自分でできるセルフケアのためのメソッドを教わり、さらにCHIDOさんによる施術を体験した辛酸さん。短い期間にもかかわらず、写真のとおり輪郭がすっきりと変化。CHIDOさんが話していたように、小顔になるだけではなく、脂肪による細かな凹凸がなくなることで、つるんと滑らかな肌になり、自然なハイライト効果が生まれている。
「施術後も毎日続け、1週間後にゴルゴライン(目頭の下から小鼻の脇に向かって影のように見える線)が消えていたのでうれしくて。最近は自分の写真などを見ても、なかなか受け入れ難いものがあったのですが、それも解消できました」
と辛酸さん。また、今までいかに顔の表面だけを手入れしてきたかに気づかされたといい、頭ごと引き上げることで血行がよくなったとも感じるそう。
この方法で理想の顔をデザインできるというのも驚きの発見。
「CHIDOさんが〝老け顔〟とは真逆の〝未来顔(R)〟をつくれるとおっしゃっていたのが印象深いですね。これから年齢を重ねても未来顔(R)になれると思えば、希望がわいてきます」
『クロワッサン』1053号より