デビュー当時から変わらないかたせ梨乃さんのプロポーション。その秘密と秘訣。
撮影・岩本慶三 ヘア&メイク・山岸直樹(Rouxda) 文・寺田和代
コロナ禍を機に始めた ウォーキングで楽しく減量。
健康的なライフスタイルを続けてきたかたせさん自身も「予想しなかった」のが、なんとなく始めた散歩を楽しく続けるうちに結果として達成した3キロ痩せ。きっかけは、コロナ禍の拡大で外出や仕事の機会が制限され、自宅で過ごす時間が増えたこと。
「もともと早起きなんですが、夜の外出機会が減って早寝するようになったせいで、余計に早く目覚めてしまって。ベッドの中でグズグズしていても仕方ないから散歩を始めたの。
ちょうど春らんまんでお花見したり、近所にはこんなステキなおうちがあるんだ、と発見しながら歩くのがすごく楽しくて。最初は家の周囲だけだったのが、いつの間にか距離が延びて今はだいたい1時間、4~5キロは歩きます」
きれいな歩き方をしている人を真似ることで、姿勢や歩き方を身につけた。
「気をつけているのは、下腹部に力を入れて歩くこと。足をお腹から蹴り出すイメージで歩くと転びにくいし、長い距離も歩けます。腹筋が鍛えられてお腹周りも自然とすっきりしました」
プールに行けない日はウォーキングすることがいつしか日課に。仕事で自宅を離れる日はロケ先でも欠かさない。
「ロケ先でも多い日は10キロくらい歩きます。ただね、私、方向音痴が難。知らない街を歩くのは楽しくてどんどん先に進んじゃうんですが、時々、帰り道がわからなくなっちゃって。5キロ行ったら5キロ戻らなきゃダメ、くらいは考えて歩くようになりました」
運動や食事の良い習慣を無理せず楽しみながら続けることが、10代のデビュー当時とほとんど変わらない体形や体重を維持している一番の秘訣。
「年齢を重ねるにつれ、頑張りすぎは体の不調や故障につながります。体と心を労りながら、ゆるゆると続けることが大人のダイエットの知恵です」
腹筋を意識したウォーキングで3kg痩せを実現。
街で出会う美しいウォーキング姿の人を真似るうちに身につけた歩き方。背筋を伸ばし、下腹部に力を入れてお腹から足を蹴り出すように。「転倒のリスクを下げ、体幹が鍛えられ、自然と代謝が上がります」
スマホのアプリ、ヘルスケアでウォーキングを記録。「この日は朝5時台に起き、約1万5000歩、10キロを。マシンでなく街歩きだから楽しく続けられます」
黒地にピンクのラメをちりばめた愛用のシューズ。コロナ禍以降、ネットショッピングの機会が増えたもののシューズは店舗で必ず試し履きして選んでいるそう。
かたせさんが長年続けている 食生活や運動のあれこれ。
芸能界デビューからこれまでの体形の変遷。
『クロワッサン』1037号より