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デビュー当時から変わらないかたせ梨乃さんのプロポーション。その秘密と秘訣。

デビュー当時とほとんど変わらないプロポーションを40年以上保ち続けるかたせさんに聞く、秘密と秘訣は?

撮影・岩本慶三 ヘア&メイク・山岸直樹(Rouxda) 文・寺田和代

コロナ禍を機に始めた ウォーキングで楽しく減量。

健康的なライフスタイルを続けてきたかたせさん自身も「予想しなかった」のが、なんとなく始めた散歩を楽しく続けるうちに結果として達成した3キロ痩せ。きっかけは、コロナ禍の拡大で外出や仕事の機会が制限され、自宅で過ごす時間が増えたこと。

「もともと早起きなんですが、夜の外出機会が減って早寝するようになったせいで、余計に早く目覚めてしまって。ベッドの中でグズグズしていても仕方ないから散歩を始めたの。

ちょうど春らんまんでお花見したり、近所にはこんなステキなおうちがあるんだ、と発見しながら歩くのがすごく楽しくて。最初は家の周囲だけだったのが、いつの間にか距離が延びて今はだいたい1時間、4~5キロは歩きます」

きれいな歩き方をしている人を真似ることで、姿勢や歩き方を身につけた。

「気をつけているのは、下腹部に力を入れて歩くこと。足をお腹から蹴り出すイメージで歩くと転びにくいし、長い距離も歩けます。腹筋が鍛えられてお腹周りも自然とすっきりしました」

プールに行けない日はウォーキングすることがいつしか日課に。仕事で自宅を離れる日はロケ先でも欠かさない。

「ロケ先でも多い日は10キロくらい歩きます。ただね、私、方向音痴が難。知らない街を歩くのは楽しくてどんどん先に進んじゃうんですが、時々、帰り道がわからなくなっちゃって。5キロ行ったら5キロ戻らなきゃダメ、くらいは考えて歩くようになりました」

運動や食事の良い習慣を無理せず楽しみながら続けることが、10代のデビュー当時とほとんど変わらない体形や体重を維持している一番の秘訣。

「年齢を重ねるにつれ、頑張りすぎは体の不調や故障につながります。体と心を労りながら、ゆるゆると続けることが大人のダイエットの知恵です」

腹筋を意識したウォーキングで3kg痩せを実現。

デビュー当時から変わらないかたせ梨乃さんのプロポーション。その秘密と秘訣。

街で出会う美しいウォーキング姿の人を真似るうちに身につけた歩き方。背筋を伸ばし、下腹部に力を入れてお腹から足を蹴り出すように。「転倒のリスクを下げ、体幹が鍛えられ、自然と代謝が上がります」

デビュー当時から変わらないかたせ梨乃さんのプロポーション。その秘密と秘訣。

スマホのアプリ、ヘルスケアでウォーキングを記録。「この日は朝5時台に起き、約1万5000歩、10キロを。マシンでなく街歩きだから楽しく続けられます」

デビュー当時から変わらないかたせ梨乃さんのプロポーション。その秘密と秘訣。

黒地にピンクのラメをちりばめた愛用のシューズ。コロナ禍以降、ネットショッピングの機会が増えたもののシューズは店舗で必ず試し履きして選んでいるそう。

かたせさんが長年続けている 食生活や運動のあれこれ。

温かい麺は、朝または昼の定番メニュー。好物の三輪そうめんと白湯スープに、生姜、九条ネギ、セロリ、ペッパーハムなど体を温める食材をたっぷり。「お腹も心もホッとします」
温かい麺は、朝または昼の定番メニュー。好物の三輪そうめんと白湯スープに、生姜、九条ネギ、セロリ、ペッパーハムなど体を温める食材をたっぷり。「お腹も心もホッとします」
年に1、2回する程度だったゴルフを本格的に始める予定。「ウォーキングで体幹が鍛えられたのか、球が飛ぶようになったら、楽しみになって最近、新しいクラブを買いました」
年に1、2回する程度だったゴルフを本格的に始める予定。「ウォーキングで体幹が鍛えられたのか、球が飛ぶようになったら、楽しみになって最近、新しいクラブを買いました」
長年利用する25mプールで日課の背泳。「泳ぎながらセリフを覚えることも。時々熱中しすぎてプールの端に頭をゴーン!」。水中でのストレッチやウォーキングを組み合わせて約30分。
長年利用する25mプールで日課の背泳。「泳ぎながらセリフを覚えることも。時々熱中しすぎてプールの端に頭をゴーン!」。水中でのストレッチやウォーキングを組み合わせて約30分。
温かい麺は、朝または昼の定番メニュー。好物の三輪そうめんと白湯スープに、生姜、九条ネギ、セロリ、ペッパーハムなど体を温める食材をたっぷり。「お腹も心もホッとします」
年に1、2回する程度だったゴルフを本格的に始める予定。「ウォーキングで体幹が鍛えられたのか、球が飛ぶようになったら、楽しみになって最近、新しいクラブを買いました」
長年利用する25mプールで日課の背泳。「泳ぎながらセリフを覚えることも。時々熱中しすぎてプールの端に頭をゴーン!」。水中でのストレッチやウォーキングを組み合わせて約30分。

芸能界デビューからこれまでの体形の変遷。

【18歳頃】モデルとしてデビューした大学生時代のCM写真。バイクと衣装でスタイルの良さが強調されているけど、実はオーディオのCM。
【18歳頃】モデルとしてデビューした大学生時代のCM写真。バイクと衣装でスタイルの良さが強調されているけど、実はオーディオのCM。
【19歳頃】これも10代の終わり頃。「ピチピチですね。胸を強調されて当時は嫌でしたが、スタイルも女優の一つの個性だと、今は思えます」
【19歳頃】これも10代の終わり頃。「ピチピチですね。胸を強調されて当時は嫌でしたが、スタイルも女優の一つの個性だと、今は思えます」
【20歳頃】モデルから女優に転身し、第一歩を踏み出した20歳前後。「懐かしい! 新宿コマ劇場での舞台『義経と弁慶』の衣装だと思います」
【20歳頃】モデルから女優に転身し、第一歩を踏み出した20歳前後。「懐かしい! 新宿コマ劇場での舞台『義経と弁慶』の衣装だと思います」
【25歳頃】20代半ば、映画かドラマの楽屋。「足の手入れかマッサージ中かな。脚線を強調されるシーンが多く、自分でもそれを意識していました」
【25歳頃】20代半ば、映画かドラマの楽屋。「足の手入れかマッサージ中かな。脚線を強調されるシーンが多く、自分でもそれを意識していました」
【28歳頃】「髪型からしても前の写真とほぼ同時代。男性誌のインタビュー写真で、これも足を強調していますね」。当時の脚線美は今もほぼ変わらず。
【28歳頃】「髪型からしても前の写真とほぼ同時代。男性誌のインタビュー写真で、これも足を強調していますね」。当時の脚線美は今もほぼ変わらず。
【35歳頃】肩パッド入りのジャケットや髪型から「バブル期。たぶん30代半ばでしょう」。美脚を強調するスカート丈で颯爽と撮影に臨んだ。
【35歳頃】肩パッド入りのジャケットや髪型から「バブル期。たぶん30代半ばでしょう」。美脚を強調するスカート丈で颯爽と撮影に臨んだ。
【18歳頃】モデルとしてデビューした大学生時代のCM写真。バイクと衣装でスタイルの良さが強調されているけど、実はオーディオのCM。
【19歳頃】これも10代の終わり頃。「ピチピチですね。胸を強調されて当時は嫌でしたが、スタイルも女優の一つの個性だと、今は思えます」
【20歳頃】モデルから女優に転身し、第一歩を踏み出した20歳前後。「懐かしい! 新宿コマ劇場での舞台『義経と弁慶』の衣装だと思います」
【25歳頃】20代半ば、映画かドラマの楽屋。「足の手入れかマッサージ中かな。脚線を強調されるシーンが多く、自分でもそれを意識していました」
【28歳頃】「髪型からしても前の写真とほぼ同時代。男性誌のインタビュー写真で、これも足を強調していますね」。当時の脚線美は今もほぼ変わらず。
【35歳頃】肩パッド入りのジャケットや髪型から「バブル期。たぶん30代半ばでしょう」。美脚を強調するスカート丈で颯爽と撮影に臨んだ。
  • かたせ梨乃

    かたせ梨乃 さん (かたせ・りの)

    女優

    1957年生まれ。大学在学中にモデルデビューし『大江戸捜査網』で女優に転身。代表作に『極道の妻たち』シリーズ。出演映画『天外者(てんがらもん)』が公開中。

『クロワッサン』1037号より

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