おかずクラブゆいPさんがマイナス36kg。そのダイエットの道のりとは?
撮影・黒川ひろみ ヘア&メイク・浜田あゆみ(メランジ/おかずクラブ) 文・樋口可奈子
【-36kg】人間ドックの結果に危機感を覚え、本気のダイエットに挑んだおかずクラブのゆいPさん。「ストレスを溜めない」をキーワードに、楽しみつつ痩せるコツを聞きました。
ゆいP これまで何度もダイエットに挑戦しましたが、本気になったのは一昨年の人間ドックの結果を見てから。中性脂肪とコレステロールの値が高いことがショックで……。
それなのに、その後も10kgも増加してしまって、昨年の2月にはついに121kgに。それでジムに通って運動と食事の指導をしてもらったんです。
そのうちにコロナ禍でジムに行けなくなってからは食生活改善だけにし、結果9月までの7カ月で36kg減らしました。
オカリナ ヘルシーな食生活をずいぶんがんばっていたよね。それまではオフの日は朝からハンバーガーやデリバリーの中華とかを食べていたのに。
ゆいP 自粛期間中はロケもなかったから、自炊を続けやすかったんだよね。よく作っていたのは野菜スープ。根菜類をカットして、市販の固形の鍋の素で味付けするだけです。カロリー計算はトレーナーさんにお任せで、鍋の素のパッケージにある栄養表示を写真で送って「何個まで入れていい?」と細かいことまで聞きました。
タンパク質は豆腐やお刺身で摂取。赤身の魚を選ぶように言われましたが、ストイックになりすぎると続かないので、自己判断でサーモンも食べていました。
オカリナ 私は「もっと食べたほうがいいんじゃない?」「運動もしたら?」とアドバイスしたのに、「トレーナーさんと相談しているから」とあっさり言われて(笑)。
ゆいP だって、そうやって周りの声を鵜呑みにしたから、ダイエットに失敗し続けてきたのかもと思って(笑)。今回は信頼できる専門家だけに頼ると決めて、「運動はストレスになるからやらない」「自信がないときは体重計に乗らない」など、メンタル面の負担が少ないダイエットを意識しました。
ストレスはドカ食いのもと。ゲームと「チートデイ」で発散。
ゆいP 実は自粛期間中にオンラインゲームにはまったんです。朝からプレイし続けて「そういえば今日はまだ何も食べていない」と夜になって気づくことも。ストレスが溜まるとつい食べすぎてしまいますが、ゲームのおかげでうまく発散できました。
一方で、ダイエットを始めて食生活がガラリと変わり、物足りなさを感じることも。それをトレーナーさんに相談したら、月に1回、好きなものを好きなだけ食べていい「チートデイ」を提案されたんです。
この日は朝からパスタ3束、昼は中華のデリバリーなど、思う存分食べました。食べ物のロケが復活してからはチートデイはやめましたが、「たくさん食べても翌日節制すれば体重はさほど増えない」ということも分かりました。
オカリナ ゆいPが我慢しているから、私も食欲がセーブされるようになりました。近くにいる人の影響って大きいですよね。
ゆいP 私たち、炭水化物大好きだからね(笑)。以前は控え室で蕎麦を食べた直後に天丼を食べていたこともあったけれど、今はサラダチキンだけで満足できるようになりました。でも、36kgも痩せたのに意外と周りには気づかれないんですよ。
オカリナ 今は「テレビに出始めたころのゆいP」に戻った感じだもんね。もっと体重を落として、「誰も見たことがないゆいP」を披露してほしい。
ゆいP 私も痩せた自分が見てみたい! 実はエクボがあるらしいんだけど、自分でも見たことがないの。もっと痩せたらくっきりするかな。
オカリナ その頃は私ももうちょっと痩せて身軽になりたいな。
ゆいP そういえば、先日の人間ドックで数値が改善していたんです! お医者さんに、努力して痩せたことを評価してもらえたのもうれしかったです。健康面の目標は一つクリアしたけれど、今後も地道にダイエットを続けていこうと思います。
「ダイエットの大敵はストレス! だから苦手な運動はしません。」ゆいPさん
「ゆいPの影響で減量を意識。身軽なコンビを目指します!」オカリナさん
ゆいPさんの教訓
●外野の声に耳を貸すべからず
●苦手な運動はストレスのもとと心得よ
●好きなものを食べていいチートデイを設けるべし
『クロワッサン』1037号より