目の健康にも、おしゃれにも!大人の必需品、眼鏡探しのヒント。
撮影・黒川ひろみ 文・長谷川未緒
眼鏡のときは、リップをメイクのポイントに。
草場妙子(くさば・たえこ)さん
40歳 ヘア&メイクアップアーティスト。雑誌、広告などで活躍、コスメのプロデュースも行う。著書は『TODAY’S MAKE-UP 今日のメイクは?』(アノニマ・スタジオ)。
「眉が太めなので、やわらかい印象の眼鏡を選びました。顔の形より眉のほうが眼鏡との相性があると思います」
フレームがアイメイク代わりになるので、メイクのポイントはリップに。
「淡い色から華やかな色まで合うのも、この眼鏡の好きなところです」
フレームが目周りの難を隠してくれます。
江面旨美さん(えづら・よしみ)さん
60代 バッグ作家。主に革を使ったバッグのデザイン・製作を手がけ、「umami bags」として年に2回ほどの個展を中心に活動している。
「50歳前後で老眼が進み、眼鏡が必需品になりました。最初は面倒でしたが、しわやしみを隠してくれると、いまはプラス思考でかけています」
使いやすいのは太めの黒いフレームで、クラシックながらディテールがモダンな眼鏡は〈アン バレンタイン〉。
眼鏡ひとつで、簡単に印象を変えられます。
井部祐子(いべ・ゆうこ)さん
56歳 デザイナー。傘などを主に扱う「ボンボンストア」代表。ジュエリーブランド「iberi」、旅する猫がコンセプトの「ALAIN et JEAN」も展開中。
「サングラスをかけるのは、まぶしさよけでもあるけれど、髪型を変えるより簡単に、いつもと違う雰囲気がつくれるから。ファッションの遊びアイテムとしても便利なんですよ」
最近はブルーレンズ×ゴールドフレームのサングラスを愛用中。
インパクトのある眼鏡は、シンプルな服でバランスを。
猫沢エミ(ねこざわ・えみ)さん
49歳 ミュージシャン、文筆家。フランスと日本を行き来しながら、音楽活動や映画解説など幅広く活躍。フランス語講座「にゃんフラ」の主宰も。
「老眼が始まり眼鏡をかけるように。最初はとまどいましたが、老いるのは当たり前ですし、眼鏡姿をパートナーが『セクシーだね』と言ってくれたので、自信が持てるようになりました」
帽子や手袋のように、眼鏡でプラスするおしゃれを楽しんでいるそう。
小さめのフレームなら気楽にかけられます。
高山美奈(たかやま・みな)さん
60歳 「ビュリー」ビジュアルマネージャー。長く暮らしたパリから帰国。現在はフランス・パリ生まれのコスメブランド「オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー」勤務。
サングラスをかけているときの薄暗い見え方が落ち着くし、かけていないと裸で街を歩いているようなのだそう。
「サングラスは目にもいいし、おしゃれの味方になってくれますよ。抵抗がある人は、少し小ぶりなものを選ぶとさりげなくかけられると思います」
『クロワッサン』1016号より