ATELIER MUJI GINZAで『Archives: Bauhaus』展を開催。
今なお世界に影響を与える「バウハウス」
今年は、ドイツのワイマールに先進的な総合芸術学校「バウハウス」が1919年に創立され100年目にあたる。
新しい社会の拡張性を目指したバウハウスは1933年に閉校、その活動は14年間という短い期間だったが、ドイツのみならず世界各地に今なお強い影響を与えている。
今回、ATELIER MUJI GINZA Gallery2では、デザインにまつわる重要な記録を保存・活用し、未来へ伝達する試みとしてのシリーズ「Archives」でバウハウスを取り上げる。
モダンデザインの潮流の中で、多様な領域を横断する学校教育というユニークな形式で革新を目指したバウハウス。この100年の間に私たちに何を与え、未来に何をもたらすのか。
この問いは、今を生きる私たちにバトンが引き継がれている。
関連イベント
実験的な教育機関であったバウハウスらしく、建築やデザインだけでなく、教育、アート、食など横断的な領域で、トークやワークショップなど多彩なイベントを開催。
ギャラリートーク「Archives:Bauhaus」
日時:6月29日(土)18時〜19時30分
会場:無印良品銀座6F ATELIER MUJI GINZA Loung
講師:北村 仁美(東京国立近代美術館工芸館 主任研究員)、加藤 孝司(フリーランスライター/フォトグラファー)、中原 慎一郎(ランドスケーププロダクツ ファウンダー/プロデューサー)、片岡 義弘(株式会社良品計画 生活雑貨部 企画デザイン担当)
ワークショップ「How to use the Egg Coddler 〜エッグコドラーを使った料理教室〜」
日時:7月13日(土)14時〜15時30分
会場:無印良品銀座6F ATELIER MUJI GINZA Lounge
講師:冷水 希三子(料理家/フードコーディネーター)
夏休みワークショップ「バウハウスの建築について考えてみる」
日時:8月9日(金)14時〜16時30分
会場:無印良品銀座6F ATELIER MUJI GINZA Lounge
講師:五十嵐 太郎(建築史家/東北大学大学院教授)
トーク「建築と教育とバウハウス」
日時:8月9日(金)19時30分〜21時
会場:無印良品銀座6F ATELIER MUJI GINZA Lounge
講師:五十嵐 太郎(建築史家/東北大学大学院教授)
ワークショップ「Visual Study: Bauhaus and Photography〜バウハウス的写真編集の楽しみ方〜」
日時:9月15日(日 13時〜16時
会場:無印良品銀座6F ATELIER MUJI GINZA Lounge
講師:若木 信吾(写真家)
『Archives: Bauhaus展』
会期:6月28日(金)~9月23日(月)※店舗休館の場合は、それに準ずる。
時間:10時~21時
会場:無印良品銀座 6F ATELIER MUJI GINZA Gallery2(東京都中央区銀座3-3-5無印良品銀座6F、入場無料)
企画協力:有限会社ランドスケーププロダクツ
※各イベントの詳細はホームページをご確認ください。
展覧会に寄せて
2017年にFound MUJIのプロジェクトでドイツを巡りました。
その旅の中でもバウハウス訪問は特別なものでした。バウハウスはベルリンから1時間ほど車で移動したデッサウという町にあります。
大変な激動の時代に生まれたバウハウスは世界的にも例のない新しい総合芸術学校でしたが、そこでは新しい時代に目を向け生活をよりよく変えていく為の様々な実験的な活動が行われました。
バウハウスと無印良品は学校と会社という違いはありますが、どちらも時代に求められる製品を作り出し新しい生活スタイルをうみだそうとする点では共感できる部分が数々あると思います。
本展ではバウハウスの生徒の中でも優れた才能を発揮したマリアンネ・ブラントの実験的な写真作品や照明器具、ウィルヘルム・ワーゲンフェルドの作品などと共に無印良品から今回のテーマに沿って選んだ製品を一緒に並べます。ここで皆さんとこのアーカイブを共有し共に考え得たものから実行することの大切さを再認識できればと考えます。
ランドスケーププロダクツ ファウンダー/プロデューサー 中原 慎一郎
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