【昆布と牡蠣の酒蒸し鍋・おつまみ小鍋】京都の知恵と工夫を、小鍋にぎゅっと、閉じ込めて。
京都の底冷えする冬に鍋料理は欠かせない。当地ならではの食材を使い、簡単でおいしい小鍋を提案してもらった。
撮影・青木和義 文・大澤はつ江
昆布と牡蠣の酒蒸し鍋
●小平さんから一言●
昆布と日本酒の旨みで味わう、牡蠣と白ねぎだけの蒸し鍋。
ぷりぷりの牡蠣の滋養をいただく。ポン酢やスダチをかけるとまた違う味わい。
【材料(作りやすい分量)】
白ねぎ1本、牡蠣5個、昆布10g、日本酒70ml、ポン酢適宜
【作り方】
1. 昆布を鍋に敷き、上から日本酒を注ぎ、蓋をして30分ほどおく。
2. 白ねぎは斜め薄切りに。牡蠣はさっと洗って水気を切る。
3. 1の上にねぎをのせ、牡蠣を並べる。
4. 火にかけて蒸気があがったら蓋を開け、ねぎがくたっとなったら火を止める。好みでポン酢でいただく。
※だしは、昆布と鰹で引いた合わせだしを使用しています。
小平泰子(こひら・やすこ)●料理家。おばんざいの知恵や始末の心を取り入れた料理が人気。京都と東京で「小平泰子料理教室」を主宰する。
『クロワッサン』988号より
広告