【はなさん】1日を爽快に過ごすための、私の体内時計リセット法。
撮影・岩本慶三、青木和義 文・保手濱奈美
3分間ストレッチで、身体も心も気持ちよくスタート。
子どもの頃から早寝、早起きで、学生時代は友だちの間で「夜10時を過ぎたら、はなの家に電話しちゃダメ」という暗黙の了解があったほど、根っからの朝型であるはなさん。もともと目覚めはいいほうだけれど、一日のスタートを気持ちよくきるために、いくつか続けていることがあるという。
「まずは3分間ストレッチ。寝ている間に身体がこわばっちゃうから、それをほぐす目的で、伸びをしたり、床で開脚をしたりしています。あとは10年くらいお世話になっているピラティスの先生におすすめしてもらったストレッチ用のグッズを使って、お尻や背骨、肩甲骨周りをほぐすのも、毎朝の日課。これがまた、気持ちいいんです!」
実ははなさん、ストレッチをさぼっていた時期もあったそう。けれど、モデルの仕事もしゃべる仕事も、身体が固まったまま現場に行くと、反応が鈍くなってしまうと感じるように。
「3分とか短い時間でもいいから、なるべく伸ばしたほうが、その日のコンディションはよくなるんです。私の場合、ストイックになりすぎると続かないから、適度にやるようにしています」
手作りのフレッシュジュースで朝から酵素をたっぷり補給。
また、5〜6年ほど前から取り入れているのが、低速で圧搾するコールドプレスジュースを作って飲むこと。高速で歯が回転する普通のジューサーだと使用時に熱を発するので素材の酵素が壊れてしまうが、強い圧力でゆっくり搾るタイプのものはその心配がない。オレンジやグレープフルーツなどの柑橘系の果物を中心に、冷蔵庫の状況によりニンジンを加えることも。素材本来の味が生きているので、砂糖なしでも充分甘いジュースができあがる。
「食材の繊維が入っていないぶん、酵素を吸収しやすいと聞きました。そもそも酵素に興味を持ち始めたのは、それこそ『クロワッサン』に登場されていた、料理家の辰巳芳子先生の“発酵力”特集を読んで以来です。酵素たっぷりのジュースを飲むと、元気が出てくる気がします」
そのほかにも、鹿児島から取り寄せている温泉水をコップ1杯飲んだり、「朝ごはんを食べないと、身体が動かなくて使い物にならない」とのことで和食をしっかり食べたり、朝からとても活動的。起きるのがつらい……なんてことはあまりなさそう。
「いえいえ、もちろんありますよ(笑)。前の日に寝るのが遅かったりすると、目を覚ましてもやっぱり眠いなぁって思います。でも、そんな時もストレッチをしたり、ジュースを飲んだりと毎朝のルーティンをしていると、だんだんシャキッとしてくるんです」
はな●モデル、タレント。1971年、神奈川県生まれ。雑誌や広告など多方面で活躍。ラジオ『Lovely Day♡ 〜hana
金〜』(FMヨコハマ)が毎週金曜放送。最近は、パンダのシャンシャンに夢中。
『クロワッサン』977号より
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