ドライアイ・老眼……6つの目の病気はこうしてチェックする。
イラストレーション・加納徳博 文・高橋顕子 編集:越川典子
日比野式、1日1分。 毎日続けたい、目の3つの基本トレーニング。はこちらからご覧ください。
1 ドライアイのチェック
目の表面が乾燥し荒れている状態。原因はエアコンによる乾燥、スマホやパソコン操作時の瞬きの減少、コンタクトレンズの長時間装用など。
□ 目が乾いた感じがする。
□ 光がまぶしく感じやすい。
□ 目の奥が痛いと感じることがある。
□ 目がごろごろと感じる。
□ 目が疲れる。
□ 夕方になると見えづらい、充血しやすい。
□ まぶたが重くなる。
2 老眼のチェック
遠くははっきり見えますが手元がぼやけて見えます。加齢により、ピント調節力を支える毛様体筋が衰え、水晶体の柔軟性がなくなることが原因。
□ パソコンやスマホの画面が最近見づらく感じる。
□ デスクワークで目が疲れやすい。
□ 新聞など細かい文字を読むときに、目がかすむ。または、自然と目を離したり、近づけたりしてしまう。
□ 夕方になると、見えづらいと感じる。
□ 年齢が40歳以上。
3 緑内障のチェック
眼圧が高くなり、目と脳を結ぶ視神経が圧迫され、視野が狭くなる病気。進行すると失明の恐れも。中高年だけでなく、若年層でも増加傾向。チェック項目があったらすぐに視野検査を。目の奥に痛みを感じたり、虹がかかって見えたり、黒目の周囲が充血するのは急性緑内障の発作。すぐ眼科へ。
□ 昼なのに暗く感じる。
□ 左右の目で見え方が違う。
□ 最近見落としが多いと感じる。
4 白内障のチェック
水晶体が硬く、濁る病気。加齢に伴って発症することが多いですが、40代 で発症することも。 症状は、目がかすむ、ぼやける、まぶしいなど。
□ 外に出ると、まぶしく感じる。
□ 老眼鏡をかけても文字が読みにくい。
□ 夜、光がにじんだように見える。
□ ものが二重、三重に見える。
□ 夜間の車のヘッドライトがまぶしく感じる。
5 糖尿病網膜症のチェック
糖尿病の合併症。高血糖により、網膜の細い血管が損傷し出血。小さな虫が 飛んでるように見える「飛蚊症」や視野欠損、視力低下を招きます。
□ 目の前に黒っぽい浮遊物が見える(飛蚊症)。
□ 急に視力が低下した。
□ 糖尿病の予備軍と指摘されたことがある。または糖尿病である。
6 加齢黄斑変性のチェック
網膜の中心にある黄斑(おうはん)が加齢でダメージを受け変化。ものが歪んで見える、視野の中心が暗い、欠ける、視力の低下などの症状が出る病気。
□ 視力が低下したと感じる。
□ ものが歪んで見える(片目ずつチェック)。
□ 視界の中心部が見えづらい。
□ 周りは正常なのに、見ようとする対象物が見えづらく感じる。
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[ 監修 ]日比野佐和子(ひびの さわこ) アンチエイジングドクター・医学博士
Y’sサイエンスクリニック広尾統括院長。大阪大学医学部医学系研究科臨床遺伝子治療学講座特任准教授。大阪大学医学部卒業、同大学院医学系研究科博士課程修了。同志社大学アンチエイジングリサーチセンター講師、森ノ宮医療大学保健医療学部准教授、ルイ・パストゥール医学研究センター基礎研究部アンチエイジング医科学研究室室長、Rサイエンスクリニック広尾院長などを経て、現職。専門分野は、欧米のアンチエイジング医学に加え、中医学、ホルモン療法、プラセンタ療法、植物療法(フィトテラピー)、アフェレーシス療法(血液浄化療法)など多岐にわたる。国際的に活躍すると同時に、テレビの健康番組などで積極的に医学情報を発信している。
[ 監修協力 ]林田康隆(はやしだ やすたか) 眼科専門医・医学博士
Y’sサイエンスクリニック広尾院長。日本眼科学会認定眼科専門医。兵庫医科大学医学部医学科卒業、大阪大学大学院医学系研究科博士課程修了。米国フロリダ州マイアミ・オキュラーサーフェスセンター、大阪大学医学部附属病院未来医療センター特任助教などを経て、現職。NTT西日本大阪病院眼科外来医長、大阪警察病院眼科手術顧問もつとめている。
Y’sサイエンスクリニック広尾☎03・6447・7605
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