パン愛好家のひのようこさんが手みやげに推薦!『Zopf カレーパン専門店の』の「Zopfオリジナルカレーパン」
撮影・青木和義 文・辻さゆり
ザクザクの食感が評判の、行列ができるカレーパン。
パンクラブを主宰し、これまでに食べたパンは7万6000種類を超えるという、ひのようこさん。喜ばれる手みやげとして挙げてくれたのが、JR東京駅構内改札内の行列ができる店『Zopf』のカレーパンだ。
本店は千葉県松戸市にあり、駅から離れた小さな店ながらカレーパンが評判となり、2019年に満を持して、東京駅に専門店をオープンした。
「特徴は何といっても、パンの衣のザクザク感。カレーフィリングは辛さよりもスパイスを感じるので、辛いものが苦手な人にも喜ばれます。一度に揚げる数も決めていて、揚げたてを食べてもらいたいというお客さんへの愛情を感じますね。手みやげにする時は自分用にも1つ買い、その場で食べるのも楽しみなんです」
本店は女性のお客さんが多いが、東京駅は場所柄、スーツ姿の男性が一人で並んでいる姿も数多く見られる。
「パンの愛好家だけでなく、そういう人たちが並んでいるのを見かけると、自分の店でもないのに『おいしいでしょ、それ』って語り合いたくなります」
数々のパンの中からカレーパンを手みやげに選ぶのは、買ってすぐに渡せる人、家族や友人など比較的距離が近い人。
「だけど、食べる前の解説が長いって言われます(笑)。そのパンの魅力を説明し始めると、つい長くなってしまうんです」
「パンの味は切るナイフによっても違う」と、時にはパン切りナイフを添えて食パンを手みやげにすることも。
「これからの季節の手みやげには、日数をかけて味の変化を楽しめるシュトーレンもおすすめです。毎年食べ比べのイベントを行っているので、この時季になると、玄関にシュトーレンタワーができるんです(笑)。甘いものが得意でない人にはスパイス系のもの、シックな装いの人にはエレガントなパッケージと、相手のことを考えながら選ぶのも楽しいですね」
●Zopf(ツオップ)
JR東京駅構内改札内グランスタ東京スクエア ゼロエリア
TEL.090・9955・4066
営業時間:8時〜22時(日曜・祝日は〜21時)、無休。
『クロワッサン』1105号より