春にんじんとパセリのキャロットラペ 【福田里香さんのレシピ】
活けた花々、木々の葉を眺めるように色彩や質感のグラデーションを楽しみ、旬の素材を存分に味わうサラダです。
撮影・馬場わかな
春にんじんとパセリのキャロットラペ
酢で和えた緑黄色野菜はいくらでも食べられる軽さ。
中でもパセリをたっぷり混ぜ込んだラペは春の味覚。
濃口のごま油で和えても美味。
【材料(作りやすい分量)】
にんじん 2本(約350g)
パセリのみじん切り 大さじ4
炒りごま 大さじ2
ビネガー 大さじ3
ごま油 大さじ3
砂糖 大さじ1
塩 小さじ1/2
マスタード 小さじ1
【作り方】
1.皮をむいたにんじんをせん切りにする。あれば「しりしり器」ですりおろすと味のしみ具合がよい。
2.1を大きめのボウルに入れ、残りの材料を加えてよく和える。
*冷蔵保存で日持ちは5日ほど。
目に鮮やか、食べれば内からエネルギーが循環するような美しいサラダ。提案するのは菓子研究家の福田里香さん。春からが旬の野菜を使い、もてなしの席にもふさわしい。
「花やグリーンを愛でるように、素材の持つ繊細な色彩、質感や香りをサラダでも楽しむ試みです」
さらに旬の野菜が持つ力を引き出すこまやかな調理を施し、軽やかかつ、滋味深いサラダに仕上げた。五感で味わう一皿を体験してほしい。
『クロワッサン』1092号より