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食物繊維は一日にだいたいどのくらい摂ったらよい?

腸活の成功を左右する食事。中でも、要になる食物繊維はより効果を発揮する摂り方を知ることが大切に。
日本食物繊維学会理事長の青江誠一郎さんに教わります。

イラストレーション・ZUCK 構成&文・中條裕子

Q.食物繊維は一日にだいたいどのくらい摂ったらよい?

A.女性は18gをまずは目標に、ちょい足し戦法で積み重ねて。

「女性は一日あたり18g、男性は21g以上が目標。ただこれは妥協した数字で、いろいろな病気が予防できるという理想は24g。日本人の平均摂取量は14〜15gで、全然足りていないんです」

どうしたら食物繊維の摂取量を増やせる?と焦ってしまうが、まずは主食の見直しを。補いきれないところを小鉢や煮物などを組み合わせ、積み重ねていくのが日々の食卓では現実的。

「主食を玄米や大麦ご飯、全粒粉のパンにすると3〜4g摂れます。白米だと1gなので3食にするとかなり違ってくる。
朝に全粒粉やライ麦のパン、昼にもち麦のおにぎり、夜に玄米やもち麦ご飯を食べれば、主食で差がつく。副菜で豆や根菜類を入れるとまた2〜3g足される。そこに汁物で海藻類を加えればかなり理想値に近づきます」

一度に多くより、ちょい足しが近道。

食物繊維は一日にだいたいどのくらい摂ったらよい?
  • 青江誠一郎

    青江誠一郎 さん (あおえ・せいいちろう)

    大妻女子大学家政学部教授

    日本食物繊維学会理事長。著書に『最強!毒出しごはん:3つの食物繊維が毒を排出 免疫力を高める!』(河出書房新社)ほか。

『クロワッサン』1085号より

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