作家ものから民芸まで。東京で訪れたい3つのうつわの店を料理家がご案内。
撮影・MEGUMI、小川朋央 文・長谷川未緒
個性が際立つ作家ものから、用の美を追求した民芸の器まで。
[浅草橋]白日(はくじつ)
店主の審美眼で仕入れた古い器や道具をおもに扱う本店と、作家の展示会を開催する2号店がある。古いものと新しいものをフラットな目線で選んでほしい、と店主。
「骨董は店主の西坂さんの目利きで統一感があります。作家ものの器は店主の思い入れがあるからか、生き生きと目に飛び込んできます。どちらも纏っている感じがお店の雰囲気と近く、キリッとしているのにどこか心地よいです」(冷水さん)
深い味わいの骨董品と魅力あふれる作家もの。
東京都台東区柳橋1・24・1
営業時間:13時〜17時 不定休
インスタグラム@hakujitu_
[入谷]LEAFMANIA(リーフマニア)
茶器の展示会中のみオープンするギャラリーと完全予約制の茶房。ギャラリーでは常設含め、モダンで美しい茶器が購入可。茶房では店主が仕入れから焙煎までオーダーしている烏龍茶などを販売する茶器で淹れてくれる。
「茶器が凛と並んでいる姿からして惚れ惚れし、ワクワクが止まりません。店主の孟さんがお茶を淹れてくれるので、使っていくさまの移り変わりなども見られて、素晴らしいです」(冷水さん)
味の違いがはっきりとわかる店主こだわりの茶器が揃う。
東京都台東区松が谷4・19・8 エクセルコート101室
ギャラリー:展示期間中のみオープン
茶房:ホームページより完全予約制
https://www.leaf-mania.com
[上町]工芸喜頓(こうげいきいとん)
ファッション業界出身の店主の現代的なセンスで選ばれた民芸の器の店。気持ちよく一日をスタートしたい、夜をゆっくり過ごしたいなど、使うシーンをイメージしてぴったりの食器を見つけてもらえたら、とのこと。
「今の時代や生活に合う民芸の器が見つかります。おおらかで使いやすそうなのに、インテリアにもなる器が揃っていて、店主の石原さんから実際に使っている様子がよく伝わってきます」(冷水さん)
使いやすく、毎日の食事が楽しくなる民芸に出合える。
東京都世田谷区世田谷1・48・10
TEL.03・6805・3737
営業時間:13時〜18時
日・月・火曜・祝日休
https://www.kogei-keaton.com
『クロワッサン』1079号より
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