デザイン性と機能性が同居する、この春の最旬バッグ。
手に入れるべき新アイテムは〝かわいいだけ〟じゃない。セレクトの決め手になる、プラスアルファの特徴とは。
撮影・小川真輝 スタイリング・仮屋薗寛子 文・恒木綾子
デイリーバッグはトレンド感と収納力を重視して。
「この春は、例年より色鮮やかなバッグが豊富です」と言うのは、スタイリストの仮屋薗寛子さん。
「グリーン、オレンジ、レッド、ピンク……。数ある色の中でも、クロワッサン読者におすすめしたいのは、断然グリーン。差し色効果は抜群なのに、派手になりすぎず、フォーマルなスタイルとも好相性です」
ディテールで取り入れたいのは、籐とレザーの異素材ミックス。
「定番のカゴバッグが進化して、レザーを組み合わせたものが増えています。程よい高級感があり、春のはじめから持てる軽さもメリット」
そしてフォルムは、ワンハンドルのバケツ型とポシェットに注目。
「バケツ型は、それだけで今年らしさ満点。ポシェットはチープになりすぎないよう、上品なニュアンスカラーを選ぶのがおすすめです」
最旬バッグは鮮やかグリーン&籐×レザーミックス。
グリーンの中でも注目すべきは、ビビッドな発色の〝ケリーグリーン〞。1点投入するだけでシンプルな装いも旬顔に。定番の籐のバッグは、レザーを組み合わせたものを選べば、カジュアルすぎずシックな表情に仕上がる。
持ちやすいワンハンドルのバケツ型バッグ。
今シーズン、続々と登場しているのが、丸みを帯びたフォルムがキュートなバケツ型バッグ。特にワンハンドルは垢ぬけた印象に。また、巾着付きなら中身が見えたり、落ちたりする心配もなく、使い勝手抜群。
収納力を兼備したなじみカラー ポシェット。
どんな装いにもマッチするのが、ベージュやローズピンクといったなじみカラーポシェット。デイリーに使えるよう、小ぶりながらもマチ付きや内ポケットが充実したタイプなど、容量が充分にあるものを選ぶのが正解。
『クロワッサン』1068号より