【近目さん編】「痩せた?」と言われる顔になるレイナさんのメイク法。
撮影・天日恵美子 スタイリング・佐野友美 ヘア&メイク・レイナ 文・今井 恵
近目には光の効果で微調整。
「近目さんは光の効果を使って目元を外側に広げるのが基本です。眉は眉頭に強く色を入れずにふわっと、アイカラーは目尻に重点的に色を重ねて広がりを持たせます」
また顔と首を同じ色にと言われがちなベースメイクには異論。
「同じ色で首とつながると顔が大きく見えがち。あごの下に自然なシェーディングを入れ、境を作ると顔がシュッとします」
ハイライト、シェード、フェイスカラーで華やかな小顔に。
BEFORE
AFTER
松尾圭子さん
50歳・会社員
目尻に光を集め、強調するアイメイクで穏やかなやさしい目元に。肌を厚塗りしない分、シェードとの相乗効果で立体的な小顔に。
ベースメイク
(1)目の下や眉間から鼻筋、あごの先に指の腹で伸ばすと、ツヤと光で高さを演出。
高さを出したい部分に自然な立体感を演出するハイライトファンデーション。
(2)指であごの骨に沿って伸ばし、さらにあごから首に向けて伸ばす。顔と首が同じ色だと大きく見えるので、影をつくって自然な境に。
クリームタイプで伸びがよく、自然につややかに肌を仕上げる。輪郭をシェイプしたり、ノーズシャドウにも。
(3)黒目の下の高い部分にブラシでふんわり丸くぼかし、ブラシに残った分をこめかみに向けてさっと伸ばす。
ハイライト効果もある3つのフェイスカラーの相乗効果で、明るさやツヤ、立体感を演出。
アイメイク
(4)近目さんのアイメイクは、光で囲むことで広がりを持たせるイメージで。目の下全体に5のベースとして、クレヨンの幅で色をのせる。
バームのような質感で光を集め、自然な陰影をつくるフェイス用クレヨン。
(5)左上の淡い色をブラシでまぶたの際、目尻寄り1/3に細くぼかす。目の下の際1/3も4の色の上から、細くぼかしながら重ねる。
4種の色と質感のアイパレットは、重ねたり、単色でと自由自在に使える。
(6)右の色を中指の腹に取り、高さを出したい部分(まぶたの丸みの頂点)にポンポンとのせ、最後に目頭方向に指をスライドさせ、ぼかす。
肌に自然になじみつつ"彫り深美人"のような立体感を演出する2色アイシャドウ。
『クロワッサン』1049号より
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