食欲がない時はどうする? 快眠につながる食事を識者が提案。
一日の疲れを解消し、夏の元気を維持するためには、睡眠の質が鍵を握る。快眠につながる夜の過ごし方を、項目別に識者(女性ホルモンバランスプランナー(R))の烏山ますみさん、呼吸ヨガ(R)創始者の平賀きょう子さん、医師の山崎まいこさん)が提案。
イラストレーション・谷本ヨーコ 文・板倉みきこ
食欲がないのは胃腸が休息を欲しがっている証拠。3食の中でも、睡眠の直前になる夕食は、特に胃腸に負担をかけないことに留意したい。冷たいもの、消化に負担がかかるものは避け、ミネラルやビタミン、たんぱく質など、必要な栄養素を摂取しよう。
鉄、亜鉛、ビタミンCを 積極的に摂る
多くの女性が不足気味のミネラル・鉄と、新陳代謝を促す亜鉛は必須。「鉄不足は冷えやだるさなど、ほとんどの体調不良の原因とも言えるほど。鉄と亜鉛には鎮静効果もあるので、睡眠の質の改善にも役立ちます。細胞のダメージを修復するビタミンCも、寝る前の摂取がおすすめの栄養素です」(山崎さん)
ハーブティーで心身を整える
カフェインフリーのハーブティーで、就寝前に休息時間を取る。山崎さんおすすめのハーブは、日焼けや熱さによるストレスを癒やす、抗炎症、血流改善作用のあるビデンス・ピローサ。体内のホルモンや、免疫システムのバランスを保とうと働きかけるハーブ、ホーリーバジルは、平賀さんが愛飲している。
水分はできるだけ常温、ミネラルも一緒に
日中だけでなく寝ている間も、汗と一緒に体の機能調整に必須のミネラルが流出。体内のミネラル不足は脱水症状をより悪化させることも。「水分を取るだけでなく、天然塩など、ミネラル豊富な塩を少し入れて飲みましょう。ただ、冷たい飲み物は胃腸を冷やしてしまうので、常温がおすすめです」(山崎さん)
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