くらし

“畑メイト”加藤紀子さんと金田美香さんの「野菜を育てて味わう喜び」【レシピ付き】。

野菜作りを楽しむ人たちにその醍醐味や、おいしい食べ方を教えてもらいました。
  • 撮影・小林キユウ 文・小沢緑子

「この野菜どう料理する?」と、 畑では食べる話ばかりしています。

(左)加藤紀子さん タレント (右)金田実香さん スタイリスト

タレントの加藤紀子さんと友人のスタイリスト・金田実香さんは、一緒に野菜作りを楽しむ“畑メイト”。きっかけは、加藤さんがテレビ番組でお世話になった、東京・国分寺にある小坂農園の畑を借りたこと。

「次第に育つ野菜が増えて一人だと取りきれない量に。それを料理好きの金田さんに話したら、一緒に畑作業をしてくれることになって」(加藤さん)

「私もすっかり畑にはまりました。二人なら交代で畑に行けますし、『今日の畑はこうだったよ』と写真を送り合いながら育てています」(金田さん)

畑にはルッコラも。「ルッコラの花も食べるとおいしいですよ。その場で摘んで口にできることも、畑作業中の楽しみになっています」と、加藤さん。
年一度の植え付け時期を迎えた生姜をこの日畑に定植することに。今年で4度目の栽培。左が谷中生姜、右が近江生姜の種芋。早ければ8月に収穫予定。
収穫した野菜で作ったランチを持ち寄り休憩。加藤さんはサラダ用パセリドレッシング、金田さんはジェノベーゼソースで和えたじゃがいもなどを持参。
この日は畑を借りている小坂農園の若師匠に生姜の植え付けのコツを教わることに。アドバイスどおり、くわで溝を掘り、種芋を等間隔で並べていく。
畑で摘んだからし菜を、近所のお気に入りベーカリー『テルパン』のパンに挟んで。カリフラワーマリネやにんじんピクルスも畑の野菜で作ったもの。

これまでに二人で栽培した野菜は、

「にんじん、玉ねぎ、トマト、大根など、スーパーに並んでいる野菜はほぼ収穫しました」(加藤さん)

「時々、加藤さんが旅先で見つけてきた珍しい種もまいたりね」(金田さん)

「桜島大根は一度失敗したけれど、地元の人に聞きながら再挑戦したら5㎏まで成長。煮物や漬物、切り干しにもして味わい尽くしました」(加藤さん)

野菜を自分で栽培する喜びは、まず季節の変化が感じられることだという。

「同じ野菜でも、走り、旬、最後の名残の時期では味わいが変わってきて、それを逃さず味わえるのも醍醐味のひとつなんですよ」(加藤さん)

「種まきが遅かったせいかミニにんじんに。でも失敗も学びになっています」(加藤さん)
昨年収穫したビーツ。「茎や葉もパスタソースに混ぜて使い切りました」(金田さん)
夏の畑を鮮やかに彩るトマト。きゅうり、枝豆、とうもろこしなどの夏野菜も毎年栽培。

また、家に持ち帰った野菜を、互いにどう料理したかレシピを交換し合うのも楽しいという。その一例が金田さんがインスタにアップした2品。

「野菜作りをしていることをブログやSNSで発信すると栽培法や食べ方を教えてくれる人がいたり、思いがけない発見も。野菜をキーワードに出会いも増えています」(加藤さん)

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