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専門ライターが選ぶ、東京の新刊書店4軒。

ライターの屋敷直子さんが本への誘いが心地いい本屋を厳選。町に根付いた店から、書店界に現れたニューウェーブまで4軒を紹介します。

文・屋敷直子

双子のライオン堂 東京都港区赤坂6・5・21 シャトー 赤坂101 TEL 050・5276・8698 15時~21時、月・火曜休、日曜不定休。地下鉄千代田線赤坂駅5b出口徒歩5分。青緑色の扉が目印。
双子のライオン堂 東京都港区赤坂6・5・21 シャトー 赤坂101 TEL 050・5276・8698 15時~21時、月・火曜休、日曜不定休。地下鉄千代田線赤坂駅5b出口徒歩5分。青緑色の扉が目印。

双子のライオン堂(港区赤坂)

『双子のライオン堂』は、大学教授や作家、批評家などさまざまな職種の人が選んだ本を中心に、店主の竹田信弥さんが自ら仕入れた新刊と古書も扱う。雑誌や漫画はごく少数。河出書房新社発行の「日本文学全集」を常備していて、まだ完結していないものの、これまでに6セットを売った。ただ販売するだけでなく、新刊が刊行されると約2カ月後に読書会を開くなどアフターフォローも忘れない。全集に限らず、読書会は頻繁に開催されている。「店主のこだわりにも限界があるので、お客さんにも積極的に店に参加してほしいと思っています。読書会はその良い機会」と竹田さん。本を媒介として人との交流が生まれている。

新書の入門書を集めた棚。マンガ、 波乗り、建築、経済、フロイトと、 あらゆる分野の足掛かりとなる本が ずらり。今日から何かを学び始めようという気持ちがわいてくる。
新書の入門書を集めた棚。マンガ、 波乗り、建築、経済、フロイトと、 あらゆる分野の足掛かりとなる本が ずらり。今日から何かを学び始めようという気持ちがわいてくる。
入り口は本の扉を模してい て、色は作家カフカの家に倣ったもの。開くのに少し勇気がいるが、その奥には無限の世界が広がっている。
入り口は本の扉を模してい て、色は作家カフカの家に倣ったもの。開くのに少し勇気がいるが、その奥には無限の世界が広がっている。
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