健全な暮らしをつくるお金の習慣が身に付く! 来年の家計管理は『クロワッサン家計簿』で。
「ほしいもの我慢」ではなく「ときめき買い」を習慣に。
では、“なくても平気” なマインドを持ち、無駄遣いをなくしていくにはどうしたらいいでしょうか。
「無駄遣いをゼロにせよ、とは言いませんが、自分や家族が働いて得るお金というのは、ちょっとオーバーにいうと自分(家族)の化身。それほど大切なお金をどう使うべきか。肝心なのは “本当に納得して必要なものを買っているのか” ということに尽きます。私は『人生がときめく片づけの魔法』(サンマーク出版)の著者の近藤麻理恵(こんまり)さんが大好きなんですが、こんまりさんが提案しているのは、ときめくものだけを取っておき、そうでないものは捨てること。その発想で劇的に片付けることが出来て、こんまりさんの本はベストセラーになりました。私が提案したいのは、こんまりさんのお金版『ときめき買い』です」
ときめくものだけ買う、あとは買わない。これが八ツ井さんが薦める無駄遣いをやめる一番の方法。確かに節約だ、我慢だと思うとストレスが溜まりますが、ときめくものだけを買うという前向きな発想が習慣化すれば、ついつい買いや何となく買いが減っていきそうです。
家の中を見回すと、買ったけれど使っていない、無駄だったと思うものもあれば、買ってとても良かった、愛着があるというものもあります。買ったときの「ときめき」を振り返ることで、自分の消費パターンが見えてきます。
「私は『レシート○×』を提案しています。家計簿をつける際、レシートを見てときめき買いだったと思えば○を、そうでなかったと思ったら×を付けてみてください。そして1か月後にもう一度見直します。○が付いていても、時間が経ったら×になるものも出てくると思います。『ときめき買い』が習慣になると、消費の満足度は上がりますし、実はそんなにモノがなくても生きていけるということに気づくでしょう」
小さな習慣も続けることによって大きな成果を生むと言われています。ときめいたり、ちょっぴり反省したり、暮らしの中での気持ちを書き留めていくことで、皆さんの家計の意識がどう変化していくでしょうか。ぜひクロワッサン家計簿をパートナーに2018年も日々の生活を楽しみながら過ごしていただければ幸いです。
クロワッサン 特別編集
家計簿2018
©株式会社マガジンハウス2017
広告