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餡好きが選ぶ、あんこもの大集合!【豆大福編】

和菓子の基本といっても過言ではない、あんこ。その魅力に夢中なフリーアナウンサー・福澤朗さんに、とびっきりのオススメを聞きました。
  • 撮影・千葉 諭 文・新田草子

都会派? それとも素朴系? 豆大福って、奧が深いんです。

福澤朗さんにとって豆大福は、
「日常的なおやつの代表格。毎日こつこつあんを炊いて餅をつき、さらに甘みと塩気のバランスをはかって豆を加える。和菓子職人の謙虚な仕事ぶりを最も身近に感じられるお菓子だと思います」

自身のなかでは、豆大福は2つの系統に分かれるという。

「粒あんを使い、豆の塩気も強めのものを僕は“カントリー系”と称しています。全体的に素朴な印象で、筆頭は『群林堂』の豆大福。“大福豆”と呼びたくなる豆の量で、食べごたえは重量級です。『浅田家和菓子店』の豆大福も、弾力のある餅に豆が美しくちりばめられ、あんも甘みがきいて力強い。『つる瀬』のものは、硬めに炊いた粒あんで懐かしい味わいです。名古屋で出合った『山田餅本店』の豆大福は、コシのある餅に負けないボディのある粒あんが絶品でした」

【群林堂】豆大福

表面を覆う、豆、豆、豆。甘みの強いあんとも好相性。
ぎっしりと豆の入った柔らかい餅の中には、たっぷりの粒あんが。長年のファンも多く、たいてい午後の早い時間には売り切れるので、早めに。1個 180円(税込)。

東京都文京区音羽2・1・2 TEL 03・3941・8281 日・月曜休

【浅田家和菓子店】豆大福

餅のつき方を季節で調整。均等に散った豆も美しい。
赤坂のビル街にある、昔ながらの小さな和菓子店。冬は餅をよりしっかりつくことで、柔らかさを保つという。経木風の紙包みも懐かしい。1個 190円(税込)。

東京都港区赤坂2・10・4 TEL 03・3583・3445 土・日曜、祝日休

【つる瀬】豆大福

ほっくりと炊いたあんがおいしい、下町の豆大福。
湯島天神下の、昔から愛されている和菓子店。天神様のお祭り時は600個の豆大福が売れる。「おはぎも美味しいんですよ」。1個 180円(税込)。

東京都文京区湯島3・35・8 TEL 03・3833・8516 月曜休。千駄木店もあり

【山田餅本店】豆大福

餅もあんこも食べごたえ抜群。軽く焼いてもおいしい。
厚みのある餅に濃厚な粒あん。「名古屋の、あんこ偏差値の高さを実感しました」。発送可能だが、訪れる機会があればできたてをぜひ。1個 130円。

愛知県名古屋市瑞穂区瑞穂通1・18 TEL 052・841・1501 火曜・第3水曜休

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※ 記事中の商品価格は、特に表記がない場合は税込価格です。ただしクロワッサン1043号以前から転載した記事に関しては、本体のみ(税抜き)の価格となります。

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