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【後編】阿部絢子さんおすすめ「小分け」テクニックで夏を大掃除の季節にする。

大掃除は冬場にするよりも、高温多湿の気候を利用すれば手軽に経済的に家はきれいになる、と生活研究家の阿部絢子さん。換気扇の油汚れや水回りなど小分け掃除のコツを教えてもらいました。
  • 撮影・岩本慶三 文・一澤ひらり

【換気扇】がんこな油汚れは太陽の力を借りて浸け置き洗い。

換気扇の掃除こそ油汚れのゆるむ夏がうってつけ、と阿部さん。「ゴミ袋をかぶせたポリ容器か段ボールの箱に、アルカリ性洗剤を薄めた水を張り、ファンやフィルターを入れて直射日光が当たる場所に放置しておきます。1時間ぐらいで袋の洗剤液が温められて油汚れもゆるみ、ペロンと剥がれ落ちてきます」あとは古くなった歯ブラシなどでこすればきれいになる。

1.容器にゴミ袋を入れ 30 〜 40 ℓ の水と洗剤を入れ、洗剤液を作っておく(小分け)。
2.換気扇を取り外す。深型レンジフードの場合、フィルターを上にずらして取り外す。
3.次にファンを取り外す。阿部さんは去年、暑さに負けて断念したので2年ぶりの掃除に。
4.戸外に置いた洗剤液に、ファン、フィルターなど油汚れのひどいものを浸け込む。
5.ゴミ袋の口を縛って1時間ほど浸ける(小分け)。洗剤液に満遍なく浸かっているか注意。
6.外気の熱で水温がどんどん上がり、油汚れが浮いてくる。夏の日差しを有効活用。
7.歯ブラシで油汚れを落としていく。面白いぐらいスルスルッと油が落ちていく。
8.ゴミ袋の中で大まかに汚れを落としたファンとフィルターを、浴室できれいに洗い流す。
9.洗剤液の入ったゴミ袋の端を切って、戸外の排水口に流す。
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