中東の宝石ドバイへの旅(2)
取材/文・斎藤理子
渡し船に乗って対岸に渡り、
香辛料貿易の面影を感じる市場へ。
ドバイ・クリーク岸には、アブラという水上タクシーの乗り場があります。対岸の「スパイス・スーク」目指して、バール・ドバイという乗り場からこれを利用。料金はひとりDh1。運河を渡る風が気持ちよく、ずっと乗っていたい気分ですが、5分ほどで船は対岸のディラ・オールド・スークという乗船場に到着します。
そこから歩いてすぐのところにある「スパイス・スーク」には、その名前の通り、色とりどりのスパイスやハーブ、ナッツ、調味料などを扱う店が集まっています。値段は交渉次第といったところですが、クミンが100gでDh15など、かなりのお買い得ではあります。
日本では高価なサフランが手頃な値段で手に入るのでこちらも狙い目。ドバイのスークはどこも基本的には安全ですが、女性だけで路地の奥に行ったりするのは避けたほうが無難。客引き合戦をひらりとかわし、しっかりと値引きして楽しみましょう。
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