日比野さんの若々しさの一番の秘訣は食事にある。朝昼夕の手作りごはんに、午前と午後の2回の間食を加えた1日5食を徹底。
「2〜3時間おきに食べるのは、〝ゆるやか血糖値〟をキープするためです。空腹のまま食事をすると血糖値が一気に上昇し、インスリンが大量に分泌されます。そしてエネルギーとして消費されなかった糖は脂肪細胞に蓄えられてしまいます。そこで私は間食で小腹を満たし、血糖値を急激に上げないよう心がけています」
間食は少量のナッツや玄米グラノラ、ヨーグルトなどが多い。
「ナッツは抗酸化力が高く、美肌のためのビタミンB群やビタミンEをはじめ、代謝を高める不飽和脂肪酸やミネラル、食物繊維が豊富なので重宝します」
食事量の割合は朝5:昼3:夕2が目安。基礎代謝を上げるために朝ごはんはしっかり食べるようにしている。
「毎朝卵2つは食べますね。卵に含まれる必須アミノ酸のトリプトファンは体内に入るとセロトニンになり、15時間後に睡眠ホルモンのメラトニンに変わります。良質な睡眠を得るためにも、朝の卵は欠かせません」
昼食はサンドイッチやカレーが多い。主食は白米や小麦粉は避け、血糖値を上げにくい食物繊維豊富な玄米や胚芽米、全粒粉のパンだ。
「スパイスの効いたカレーはアンチエイジングに効果的なスーパーフード。ターメリック(ウコン)の色素の成分であるクルクミンは肝機能を高め、コレステロール値を下げる効果があります。私は週4回はカレーを食べてます」
そして夕食はほとんどサラダだ。
「夜は炭水化物はとりません。サラダ中心の軽い食事を極力、20時までに食べるようにしています」