冷製チキンスープパスタのレシピ【牧田啓子さんに教わるさっぱりつるつる冷たい麺】
夏バテ気味の時季は、冷たい麺の出番。炭水化物だけで栄養不足にならないよう、たんぱく質もしっかり摂れるレシピを紹介します。
撮影・高杉 純
スッキリした鶏スープの深い味わい。塩とレモンでシンプルに。
冷やしても脂が浮きにくい鶏肉は夏の麺にぴったり。
さっぱりとした鶏肉は夏向きのたんぱく質。脂質が少ない胸肉やささみであれば、冷たい汁や麺との相性もよく、扱いやすい。
【材料(2人分)】
茹で鶏[鶏むね肉(皮なし)1枚、昆布5cm角1枚、生姜スライス2枚、水約300ml]、スープ[鶏肉の茹で汁300ml、塩小さじ1]、ミニトマト10個、バジル4枚、レモン1/2個、パスタ(カッペリーニ0.9mm)100g
【作り方】
1.鶏肉は半分に切る。鍋に昆布を敷き、鶏肉と生姜を入れて水をかぶるほど注ぐ。フタを少し開けて中火にかけ、煮立ったら弱火にして10分茹でる。火を止め、冷めたら冷蔵庫で冷やす。
2.鶏肉の茹で汁に塩を加えてスープにし、冷やしておく。
3.鶏むね肉は細かく裂く。
4.ミニトマトは4等分のくし形に切る。
5.パスタは茹でて冷水で洗い、よく冷えたらざるにあげて水気を充分にきり、器に盛る。
6.鶏肉、ミニトマト、ちぎったバジルをのせ、スープを注ぐ。レモンを半分に切って添える。
ワンポイント
茹で汁が熱いうちに塩を加え、よく溶かしてから冷やす。
牧田敬子(まきた・いつこ)さん●料理家。味わいも見た目もすっきりと澄んだ美しい料理で人気。食と器に造詣が深く、料理との相性を考えた器のコーディネートも手がける。
『クロワッサン』999号より