【買ってよかったもの】154cm、肉付きのいい体型に似合うパンツ探しの旅。
身長が低い人の間で一番共感し合えるのが、似合うパンツがないこと。
パンツを補正してもらったあと、「あれ? サービスの雑巾かな?」と思うほど、長い切れ端を渡されます。丈がぴったり合うことは奇跡でしかありません。
他にも昔流行ったブーツカットタイプ。こちらも補正し終わると、「あれ? ストレートデニムだったかな?」と、裾のフレアが台無しになるほど裾をカットする羽目になったり……パンツにまつわる悲しいあるある話はいくらでもお話することができます。
さらに個人的な話をすると、脚が短く太いため(涙)、ストレートパンツやスキニーも似合いません。
開き直ってほぼスカート生活なのですが、取材や撮影など、足さばきを気にしていられない場面にはやっぱりパンツが必要なのです。
ずっと似合うパンツ探しについて考えていたとき、骨格診断という、人の骨格から似合う服のシルエットの診断をしてくれる診断士の方に取材をする機会が。取材の合間に、154cmの肉づきのいい体型にはどんなパンツが似合うかを聞いてみると、「ワイドパンツがおすすめですよ。体型もカバーしてくれるし」とのこと。
いろいろ検討してみた結果、今のお気に入りはジルサンダーの超・ワイドパンツ。
袴ほどの太さで、お尻から裾まで一直線のシルエット。大きなお尻も、むくんだ脚も全部隠してくれるんです。
小柄な人が履くパンツはタイト、もしくはショート丈にした方がいい。というティーン誌の情報を信じていたことウン10年。このワイドパンツに出合ってからは、小さい人もワイドパンツ、どんどん履くべし。と思っています。
トップスをコンパクトにして、全体のバランスを調整したり。あえてトップスも大きめにして、ルーズなシルエットを楽しんだり、ワイドパンツは自由度が高く、懐が広い。
ワイドパンツだったらもっとお手頃のものが……と思ったのですが、ジルサンダーのワイドパンツのいいところは、まずウエストのタックがお腹のカバーにいい働きをしてくれます。この股上の深さも絶妙なんです。
素材感も良く、コットン72%、ポリエステル28%。頑固な座りジワができ難く、はき心地もいい。適度な張り感とツヤ感が何にでも合わせやすい。センタープレスが入っているので、きちんと感もあり、お堅めの打ち合わせの時など、なんども助けられています。
ちなみにですが、これを購入したのは2017年の春、ちょうど2年前くらい。1~2週間に一度は履いているのですが、全然ヘタらないんです。ブランドのものはやっぱり高いので、買うまでにものすご〜〜く躊躇しましたが、買った後の満足度はとっても高く、定番アイテムこそハイブランドも見るべき。と私のお買い物ルールにまたひとつ新たな項目が追加されたのでした。
小柄なパンツ難民の方、ダマされたと思って一度試着だけでもぜひ!(クロワッサン オンライン編集部 ユリ)
ユリ
『クロワッサン オンライン』エディター。丸顔・ショートヘアに大きめピアスが基本スタイル。365日中300日は次に買いたいもののことを考えています。お酒好きが高じて、ひとり飲みができるお店を開拓中。
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