次のステップが、アイデアをビジネスプランにまとめること。
「その第一歩が『事業計画書』。起業の軸となるもので、成功確率がどのくらいあるか計るのに必要です。A4サイズの紙に1〜2枚でも作ってみましょう」
具体的に、「何のために創業を?」「企業理念は?」「ターゲットは?」「競合は?」などの項目をまとめていくが、書き出していくと気づきがあるという。
「競合を調べていて、近隣に同じサービスがなければ『これはいけそう』。一方、同じサービスが想定を下回る価格で提供されていたら『今のままだと難しい』と判断できるので、追加や修正を加えていくことができます」
よりよい計画になるまで3カ月ほどかかるというが、書類の書き方に不安があればプロに相談を。行政や民間の起業相談でも数千円、あるいは無料でセミナーが開催されている。
「最近は行政にも女性やシニアをサポートする起業相談窓口があります。また、起業は一人ですることが多いので、同じ目的を持つ人同士が集まる交流会に参加するのもいい方法。思いや悩みも共有できて刺激になります」