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約30点が初上陸! 「オルセー美術館特別企画 ピエール・ボナール展」開催中。

国立新美術館で開催中の「オルセー美術館特別企画 ピエール・ボナール展」(〜12月17日まで)。オルセー美術館のボナール・コレクションが一挙来日。浮世絵から顕著に影響を受け、「日本かぶれのナビ」と呼ばれたボナールの魅力がつまった展覧会です。
ピエール・ボナール『黄昏(クロッケーの試合)』1892年 油彩、カンヴァス 130.5×162.2cm オルセー美術館 ©RMN-Grand Palais (musée d'Orsay) / Hervé Lewandowski / distributed by AMF

国立新美術館で開催中の(〜12月17日まで)の「オルセー美術館特別企画 ピエール・ボナール展」。オルセー美術館のボナール・コレクションが一挙来日。内、約30点が日本初上陸とあって、ボナールファンにはたまらない展覧会だ。

画家ピエール・ボナール(1867‐1947年)の作品の大きな見所の一つと言えば、歌川国貞ら、浮世絵の影響が顕著な装飾的画面。「日本かぶれのナビ」の異名を取るほど、日本美術を愛好し、作品にも大きな影響を受けている。
20世紀に入ると「視神経の冒険」という、目にした光景の印象をいかに絵画化するかということに身を投じ、鮮烈な色彩の絵画を多数生み出す。

2015年にオルセー美術館で開催されたピエール・ボナール展は51万人を動員。2014年のゴッホ展に次ぐ、歴代企画展入場者数の第2位を記録するほど、本国での評価・注目が高まっている。

オルセー美術館のコレクションを中心に、油彩や、素描、写真などさまざまなジャンル130点超の作品で構成される。謎多き画家ボナールの魅力に触れられる大規模な回顧展だ。

ピエール・ボナール『庭の女性たち』1890-91年 デトランプ、カンヴァスで裏打ちされた紙(4点組装飾パネル)160.5×48cm(各) オルセー美術館 ©RMN-Grand Palais (musée d'Orsay) / Hervé Lewandowski / distributed by AM
ピエール・ボナール『白い猫』1894年 油彩、厚紙51.9×33.5cm オルセー美術館 ©RMN-Grand Palais (musée d'Orsay) / Hervé Lewandowski / distributed by AMF

オルセー美術館特別企画 ピエール・ボナール展
会期:〜12月17日(月)
会場:国立新美術館 企画展示室1E
住所:東京都港区六本木 7-22-2
電話番号:03-5777-8600(ハローダイヤル)
開館時間:10:00~18:00
毎週金・土曜日は20:00まで。
*入場は閉館の30分前まで。
休館日:毎週火曜日
観覧料:一般 1,600円/大学生 1,200円/高校生 800円
・中学生以下無料 
・団体券は国立新美術館でのみ販売(団体料金の適用は20名以上)
・障がい者手帳をご持参の方(付き添いの方1名を含む)は無料
・11月14日(水)~11月26日(月)は高校生無料観覧日(学生証の提示が必要)

10月10日発売の雑誌『クロワッサン』983号の特集「知れば知るほど、名画は楽しい。」の「この秋見るべき展覧会18選。」でもピエール・ボナール展をご紹介しています。ぜひ、こちらもチェックを。

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