くらし

好きな映画が見つかる?『WATCHA』│山口恵以子「アプリ蟻地獄」

  • イラストレーション・勝田 文
『WATCHA』。過去に観た映画やドラマを採点するなかで人工知能がおすすめ作品を教えるアプリ。無料。

これはあなた好みの映画・ドラマ・アニメをお勧めするアプリ。

アプリ取得後、好みの作品を登録すると、ツイッター、ライン、フェイスブックなどからの情報で、あなた好みの作品を推薦してくれる。

私はここ数年、ほとんど映画を観ていない。映画館に足を運ばないばかりか、テレビで放映される映画も観ていない。どうやら疎遠になっているうちに、観たいという気持ちが萎えてしまったらしい。

“継続は力なり”はスポーツだけに限らない。佐伯泰英さんだって、毎月新作を書き続けているから量産が可能なのであって、三年休筆したら、もうあの量は書けないだろう。

映画もドラマも、観続けているから観たくなるのだと思う。

私が一番映画を観たのは大学生の頃。沿線に名画座が四軒あって週替わり三本立て上映だったので、映画館を回っていると学校へ行く暇が無い。ある日学校へ行ったら期末試験が終わっていて落第してしまった。

もう、あの頃の情熱はない。

たまに映画館で観る新作の予告編は、どれもCGばかり立派で内容に乏しい感じで、食指が動かない。

映画批評は基本的に褒めるので、信じて観たら失敗だったりする。

しかしWATCHAを利用すれば、公開中の映画の中から好みに合いそうな作品を紹介してくれるし、過去の作品から私が高く評価しそうな作品を予測して教えてくれる。

失敗のない映画・ドラマ選びを助けてくれる、親切なアプリなのだ。

久しぶりに映画館に行こうっと。

山口恵以子(やまぐち・えいこ)●作家。最新刊『ふたりの花見弁当 食堂のおばちゃん4』(ハルキ文庫)。

『クロワッサン』980号より

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